グレージュの色気。こんなスーツが欲しかった。
どこか特別な色気が出る色、それがグレージュ。
今回そんなグレージュの布生地で作った３ピーススーツが完成したので紹介します。
グレージュを言葉で説明すると、グレーとベージュの中間の色と言ったらいいでしょうか？ よく色を表現しないといけない時があるのですが、色の表現は難しいな～と、いつも感じます。
ここで少しイタリア情報を。
イタリア語で青の事をBLU（ブル）やAZZURRO（アズーロ）と言いますが、日本でいう一般的な青は、BLUではなくてAZZURROになります。BLU（ブル）は日本語だと紺色に近いです。ブルって言う発音が英語ぽいので、BLU（ブル）の方が青みたいな感じますが、日本の青は間違いなくAZZURRO（アズーロ）です。
ちなみにこないだまで、冬季北京オリンピックを見てましたが、イタリア選手の着てるユニフォームのあの何とも言えない綺麗な青は、GLI AZZURRI（ジ、アズーリ）と言います。
イタリア人の命の次に大事なサッカーでも、この青はイタリア代表ってすぐ分かる本当に綺麗な色で、あの色にはイタリア人は誇りを持ってます。
この色がGLI AZZURRI（ジ、アズーリ）
グレージュの魅力とは？
さてそんな話より今回のスーツの話です。今回のグレージュの色は、どこか女性的な印象を与える柔らかな色。グレーよりもまろやかで柔らかい雰囲気に、そしてベージュよりもクールに着こなすことができるのがグレージュの最大の魅力と言っていいでしょう。
写真でも分かる通り、上品クールな印象に出来上がっているのが分かります。
ベージュだと、どうしても遊び着の印象が強くなるところが、グレーが入るだけでこんなに、まろやかに、そしてクールで上品になります。去年あたり茶のスーツが人気でした。しかし今年はこんなグレージュのスーツに注目が集まりそうです。茶やライトグレーに飽きた紳士に、次はこんなグレージュの色が絶対のオススメです。
優しい中に芯がある色、それがグレージュ。
グレージュの色は本当に優しい色です。特に日本女性が好んで着る洋服の一つで、特に女性の上品さをコンセプトにしているブランドからは、必ず季節毎にグレージュの洋服をリリースしてきます。それほど、日本女性には人気の色なのです。グレージュは日本人女性の、あのどこか可愛い控えめな中に芯がしっかりある印象を与え、さらに上品なのです。控え目な可愛いさの中に上品さを兼ね備えてる素晴らしい女性・・・そんな印象を与える代表の色なのです。そんな上品で美しい色のグレージュを女性にだけに渡してるのはもったいない話です。優しく上品ででも芯がしっかりしている、そんな色を今年は男性も積極的にです。グレージュは女性ウケは抜群ですよ。(笑)
さてここから、グレージュで作った３ピーススーツの紹介です。
シングル3つボタン段帰りの３ピースです。
チェンジポケットがアクセントになっています。
１１㎝ワイドラペル、ストレートラインのカットで。
マニカマッピーナの肩付け。スーツ全体に柔らかな印象を与えます。グレージュにはまさにぴったりの片付けです。
ダブルステッチがナポリスーツです。色気が違います。
このラペルの返りが必用です。ダブルステッチが綺麗です。
ベストはダブルの６ボタンでデザイン。綺麗な形です。胸バルカとポケットを付ける事で単品使いも。
ベルトレス、ウエスマン５㎝で
ピストル型のサイドアジャスターとMICHELE＆shinの特徴である編み込みのベルトループです。
ダブル幅は５㎝で、美しいパンツです。
さて今回はグレージュの３ピーススーツの紹介でした。
グレージュは本当に美しい色です。茶やグレーに飽きた紳士は是非、次狙って下さい。女性ウケ抜群でよ。