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ギンガムチェックも大人になる

2023年02月12日

ギンガムチェックの芸術的なスーツが完成しました。ギンガムチェックと言えば、少し幼いイメージがつきまとう布生地ですが、そこはMICHELE&shin clothのイタリアンファブリック。大人のスーツが完成します。美しいシェイプとカットが自慢です。今回はそんな大人のギンガムチェックスーツを紹介します。


美しいカットが自慢です。

このスーツの最も芸術的で美しく見える自慢なところが、この全体のシャープなカットです。自分で言うのもなんですが、最高に美しいラインです。

まず見て欲しいのがこの「内側に美しく弧を描くラペルカットライン」です。久し振りに良いラインが出ました。この内側に弧を描くラインは本当に難しラインです。曲線の角度と入る位置を全体のバランスを考えながら描かなくてはいけません。全体のバランスを見ながらでゴージ幅とゴージラインもです。最終的な完成品を見て、美しいのかどうかは判断出来ますが、作成途中にこの完成のイメージをしながらカットしていくのは、至難の業なのです。この作品を作った職人はアントニオです。アントニオ ブラボーブラボー。


上衿から肩のラインも抜群です。

更にこのスーツを美しく見せてるのが、上衿から肩にかけてのラインです。綺麗な丸い曲線のラインで流れてます。この上衿から肩にかけての丸い流れる様なラインと内側に弧を描くラインのバランスがあってのこのスーツです。


ギンガムチェックの美しさ

このギンガムチェックの布生地はMICHELE&shin Clothのオリジナルファブリックです。

どうですが? ギンガムチェックのスーツ、良いです。完成してみて本当に思いました。悪目立ちせずセンスを感じさせます。どうしてもギンガムチェックだと幼い印象になりがちですが、この布生地のセンスが良いです。ブルー×グレーで全体に大人の印象を与えています。柄の大きさも抜群です。これ以上大きくても小さくても、どこか幼い印象になりそうです。さすがイタリアの布生地です。大人のギンガムチェックとシャープなラインで大人のスーツの出来上がりです。


さてここからは作品を写真で紹介します。

ギンガムチェックのスーツです。内側に弧を描くラペルカットが自慢の作品です。

ゴージ幅は10cmゴージラインは4cm この位置はその都度全体のバランスを見ながらの手作業になります。

ミラネーゼスタイルのフラワーホールとバルカポケットです。全てのカットラインは曲線で。出来そうで出来ない手作業が見て取れます。


アウトパッチポケットも曲線で。

マニカマッピーナの肩付けです。

本切羽4つボタンで、当然全てのボタンホールは手縫いです。

パンツはベルトレスで。ウエスマンは3.5cmでデザインしました。


今回はギンガムチェックスーツの紹介でした。本当に美しいスーツです。このカットはオススメです。ぜひ参考にして下さい。