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アズーロ・エ・マローネの秘密がここカプリにあった。

2022年10月12日

アズーロ・エ・マローネ。イタリア紳士が最も得意とする基本的な色合わせの着方です。直訳すると「紺と茶」、紺と茶を合わせる着方で、この色合わせは絶妙に美しく紳士を演出します。


青は寒色、茶色は暖色で正反対の印象を与える色なのに、組み合わせた時になぜか、お互いを引き立てる効果を生み出します。イタリア紳士は、このどちらの色を引き立てるのかで青と茶の配合の着方が違ってきます。

また立体感を演出できるのもこの青と茶の特徴で、寒色の青は他の色を組み合わせた際に、遠くに見える性質を持っていて、互いを引き立てるキャラクターの違いと立体感をキリッと目立ちながらも上品さを残せ効果があります。

そんなアズーロ・エ・マローネの着方を、彼らイタリア紳士は特に勉強することなく、自然に着れるらしいのです。そんな自然に着れる秘密を今回美しいカプリ島に行くことで少し分かった気がしたので、今回はそんなブログです。


本当に美しい6月のカプリ島

前回のブログでも書きましたが、僕に性格の悪い所に、「観光地を毛嫌いする」と言うのがあります。そんな僕が、ナポリに住んでいるのにかかわらず今回初めてカプリ島に行ったのです。ナポリでもカプリ島は特別で、「カプリ島に行くんだ~リッチ~」って感じです。高いとは聞いてたのですが、全てが本当に高い高い・・・。トラットリアでスパゲッティのボンゴレビアンコを食べたのですが、ナポリの3分の1の量で3倍の金額です。お皿は何故か大きく、スパゲッティがちょこっと乗ってます。イタリアで初めて量です。観光客じゃあなかったら間違いなく暴動が起こる量です。

そんなカプリ島ですが美しい景色は本当に抜群で、空の青、建物と台地の茶、そして緑が最高のバランスで見るものを癒してくれます。

こんなのを何千年も見てたら、青と茶の着方が自然に出来るのも分かります。


ここからは写真を見ながら少しカプリ島観光案内と青と茶を少しでも感じてもらえたらと思います。

カプリの最も大きな港です。名前は忘れたので悪しからず。ここから上陸です。


全てが美しい。

港からこのモノレールで島の上に上がります。


モノレールで上がった場所からです。ちょっと観光ぽく。空と海の青に圧倒される瞬間です。


エルメスやシャネル・・・ハイブランドだらけです。


アジアの小さなおやじが、綺麗だなーとキョロキョロです。

圧倒的に綺麗な空の色。日本の空と奥行が違う感じがします。空の青が深いのです。


カプリ島でアズーロ・エ・マローネの秘密を知りたいのなら、まず、島を一周船でして、島の中心に上がり、ゆっくりと歩いて島を歩くのをオススメします。どこを切り取っても、イタリアの美を感じ取れます。

少ない写真ですが、青と茶そして緑の美しさが少しは伝わればとおもいます。


MICHELE&shinのスーツもこんなカプリの様な美しさを目指して作って行きますね。

今回はアズーロ・エ・マローネの秘密がここカプリにあったのブログでした。