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ハリソンズ インディゴで作るサマーチェックジャケット

2021年06月03日

皆さんこんにちは。MICHELE&shinの松本です。

本日はサンプルで作成したハリソンズ インディゴのジャケットが出来上がったので紹介します。

英国紳士御用達 HARRISONSの魅了とは

1863年、後のエジンバラ市長 サー・ジョージ・ハリソンによって創設された名門マーチャント(服地卸商)、ハリソンズ。

トレードマークの赤いバンチで展開されるその高品質かつ豊富な服地コレクションは、多くの名門テーラー、オーダーサロンで取り扱われ、欧州の王侯貴族をはじめとした世界中のVIPから愛されています。

「最上級の原毛のみが、最高級の服地を作り上げる」という哲学のもと、最上の原毛のみを使用し、仕上げに至るまで全ての工程に於いて妥協を排して生み出される服地の数々は、実際に縫製に携わるプロフェッショナル達から絶対的な信頼を寄せられています。

MICHELE&shinイチ押し!【HARRISONS INDIGO】

厳選されたメリノウールと、高品質リネンのマリアージュによって誕生したプレミアムな夏のジャケット生地コレクションがこの【INDIGO 】。ウール80%と、リネン20%のクオリティーを見てわかるように、ウールの持つ柔らかなドレーブや軽やかさに、リネンが持つ独特の淡い発色が絶妙にマッチした布生地です。

デニムのジーンズに一番似合う、コンチネンタルなテイストでファッション性の高いインディゴは、夏の日差しの下、颯爽と着こなしたいオンビジネスや、野外でのパーティーなどの着用に是非おすすめの一着です。

・全25種

お仕立て代 ¥164,000-(仮縫い付き)


ハリソンズ インディゴのジャケットが完成。

今回使用したのは、ライトブラウンに紺のオーバーチェックが入ったこちらの布生地。ライトブラウンの発色が綺麗だったのと、バランスよく入った紺のオーバーチェックがデニムに合わせる時に綺麗だと思ったのでこちらにしました。

シングル3つボタン段帰り。INDIGO特有の生地感と発色が特徴的なのでデザインは全体的にシンプルに作成。

ラペルはクラシックにゴージ5cm 9.5cm幅

ゴージの綺麗な立ち上がりがハンドメイドの象徴です。

襟裏の共地もMICHELE&shinのこだわりの仕立ての一つ。

普段は見えないところですが、ふとした瞬間見えたときの高級感が違います。

肩付けはMICHELE&shinお得意のマニカカミーチャ。

Manica Camicia(マニカカミーチャ). マニカカミーチャとは、シャツの袖付けの様に、肩にギャザーを寄せて袖付けをする技法を指します。その形状から雨降り袖ともいわれます。

 マニカカミーチャを取り入れる事で、身体の動きに対する肩周りの可動域が広がり、着心地が格段に増すと言われ、当店含めナポリのサルトが皆好んで用いる伝統的技法です。(ナポリではマニカマッピーナ⦅方言⦆と呼ばれる) ノーパット仕様で副資材を極限まで省いているため、軽くて柔らかい仕上がりになります。

MICHELE&shinで仕立てるのであればマニカでのお仕立てが絶対のオススメです。

ハンドスウンのボタンホール。

フラワーホールのミラネーゼは当店自慢の仕立てです。

ポケットはカジュアルな雰囲気にする為にパッチポケットに。

ラウンドの効いたポケットにすることによって少し遊びがありライトでカジュアルな印象を与えます。

ダブルステッチ

腕は3つボタン重ねなし。もちろん本切羽仕様です。

ボタンは焦げ茶の水牛ボタンで作成しました。

皆さんいかがでしたか?

今回はHARRISONSのINDIGOで作るサマージャケットのご紹介でした。

今季はぜひINDIGOで一着お仕立てしてみてはいかがでしょうか?