Pitti Uomo 24AW Vol.2
Day2はDay1と打って変わって激寒の一日の予感がする朝。長くフィレンツェに来てると、アパートメントから見える朝空の色で、不思議と今日は寒いか暖かいかが分かります。
空は遠く迄透き通る青空、空が高く雲一つないフィレンツェの空は間違いなく寒くなります。「少し厚手のインナーにして上も着込んで行こう。」と思いながら、アパートの2階の窓越しにpitti uomoの会場バッソ要塞に続くフォエンツア通りを見てると、今日はヘリンボーンの紳士達がやけに足早に会場に向かって行きます。「あの足取りは間違いなく寒いんだな」と思いながら、僕達も出発です。
ヘリンボーン柄、それも大柄ヘリンボーンが目に入る
ここ最近、冬に大柄のヘリンボーンに注目をしてたMICHELE&shinですが、今年の冬はヘリンボーンが大出現のpitti umonでした。
去年のpitti uomo 2023 aw でMICHELE&shinがDipoとChistianaに作った大柄ヘリンボーンのコートは、かなりのヨーロッパファッション雑誌のサイトに取り上げられました。去年まではここまで多くの紳士達は大柄ヘリンボーンを来ておらず、会場で圧倒的に目立ってたのを覚えています。
その影響もあったのか無かったのか?それは神様のみが知るところですが、今年はヘリンボーンそれも大柄でグレーのヘリンボーン多い多い。少ししててやった手応えを感を感じつつ、会場をぐるっと見て回ります。
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Pitti Uomo の公式
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大柄のヘリンボーンがクラッシックなのに目新しい。
「ヘリンボーンは柄の大きさや入り方で、こんなにも見え方が変わるのか。」が勉強になった今回のpitti uomoでしたが、どうしても日本で手に入るヘリンボーンの布生地になると、そこまで大柄のヘリンボーンが手に入らないイメーがあります。そこで帰国して日本の布生地商社に「イタリアには多くの大柄の布生地が存在するのに、日本には何故少ないの?」と聞いてみました。そうするとその答えは「流石にここまで大柄のヘリンボーンは日本では売れないんですよ。無難をが好まれる紳士が多いから。」との返事でした。確かにそれは分かります。でも大柄のヘリンボーンはクラッシックで新しいのです。間違いなく新しい一つの流れが出来て来たのは間違い無いでしょう。
ここからはそんなヘリンボーン紳士達をスナップで紹介します。
濃グレーの大柄のヘリンボーンコート。なぜかこなれた感が湧き出ています。
後ろ姿が美しいベージュの大柄のヘリンボーンコート。美しい。
こんな着方が今のイタリアを感じさせます。この合わせはテーラードの良いコートでないとダメなのです。大好きな着方です。
寒いのが分かる写真ですが、そこじゃなく、ヘリンボーンを見て下さい。
こんな歳の取り方をしたいもんです。夫婦揃ってお洒落です。
ベージュは今年も当たり年でした。コートは後ろ姿が命です。
オヤジのオーバーサイズのお手本です。
上手いとしか言えない着こなしです。この色の感じがしたいけど、難しいんです。
ベージュは難しいそうだけど、合わせ易い色のお手本。
イタリアの女性もいまどきはオーバーサイズで。ちゃんとしたテーラードじゃないとダメなんです。
年は関係無いんです。お洒落に行きましょう。
この年の頃からちゃんと着るんだから、勝てません。上手い着こなしです。
素材の良さが伝わって来ます。ガウンの様な着方は参考になります。
アルスターコートも大柄のヘリンボーンで。
最高のグレーヘリンボーンです。普通に見えてこれが良いんです。
全体の色合わせが抜群です。茶の大柄のヘリンボーン素敵です。
大人はヘリンボーンをこう着るのです。
ロング丈もこれぐらいは欲しいところ。オーバーサイズ感がいまどきを感じさせます。
このロングのワイド感は今を感じます。チャレンジして見て下さい。
最後はMICHELE&shinで。MARINIとNICOROのグレーヘリンボーンスーツです。
どうですか?どのヘリンボーンも素晴らしく参考になるものばかりです。やっぱり今、流れを作るのはストリートからは間違いなでしょう。
次回はpitti uomo 2024aw vol3をお届けします。本当のイタリアpittiをお届けします。
お楽しみに。