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MICHELE&shinオリジナルボタンが完成しました。

2022年03月11日

スーツやジャケットのボタンは、ただ服を留める為の道具だけではなく、装いを決める大切な要素を持っています。そんなスーツやジャケットのボタンですが、数年前から、「少し良いクオリティーのオリジナルボタンを作りたいね。」との話は上がってました。しかしここ数年のコロナ騒ぎで、実物を作る工場に赴く事が不可能になり、なかなか実現しませんでした。

MICHELE&shinの基本の考え方として、扱う商材(例えば洋服の副資材や御客様に渡すハンガー等)は、作成してる工房に見学に行き、その商材をこの目で見て、打ち合わせをし決める様にしています。しかし暫く海外にいけない事で、今回のボタンはそれが不可能でした。

今回完成したボタンは、しょうがなくではありますが、リモートでのやり取りで完成しました。

ボタン作成工場と、試作品の打ち合わせをし、まずは写真のやり取りで確認、その後、数十回に及ぶ試作ボタンの郵送のやり取りでやっとこのボタンが完成しました。今回本当に思いました。お金と時間はかかりますが、物創りは現場に行き、打ち合わせをし、試作を作ってやり取りするのが、早い早い・・・。


まずは水牛から。

今回のMICHELE&shinオリジナルボタンですが、まずは本水牛ボタンから作成しました。紳士のスーツやジャケットのボタンに使われるボタンの種類は基本。本水牛、貝、練り物と言われるプラスチック由来の物、それとナット(椰子)と金ボタンなどの金属製とレザーの6種類ぐらいでしょう。今回は最も紳士のスーツやジャケットのボタンとして、天然で高級と言われる本水牛で作成しました。

今後も色んな素材のオリジナルボタンを作っていきたい思っています。


色で違う作成原価


今回オリジナルボタンを作った事で色んな知識が出来ました。その中の一つをプチ情報で。

本水牛のボタンは色が白になるほど製造原価が高くなります。黒が安く白に近くなればなるほど金額がどんどん高くなります。詳しくは無いのですが、水牛の角から採れる面積で金額が変わる見たいです。

今回は作成したボタンです。

黒 濃茶 茶との本水牛のボタンです。3種類を作成しました。

上品な出来映えです。ぜひお店で見て下さい。