MICHELE&shinのフランネルはこれ。ラニフィーチョ・コラード【corrado】のスーツは色気が違う。
MICHELE&shinのフランネルはこれです。現代のイタリアの至宝のフランネル、ラナフィチオ コラドのカシミアフランネルのスーツが完成しました。
ここでラナフィチコラドを知らない人の為に少しラナフィチオ、コラドの説明を。
イタリアのフランネルトと言えばイタリアの誰もが認める、カルロバルベラのクリームフランネルでしょう。そのカルロバルベラ社から独立したラナフィチオコラドが満を持して出したのがこのラナフィチオコラドのカシミア混のフランネルです。
カルロバルベラのクリームフランネルは毛糸の段階で地価の倉庫に暫く置き、糸本来の男性を回復させ時間をかけ空気を含ませる事で、クリームのような手触りのフランネルになると言われています。
そんなカルロバルベラのある場所はイタリアの高級紳士服地の産地であるイタリア北部のビエッラにあります。僕も今までは、年に数回はいろんな布生地メーカーや問屋を訪れてビエッラを訪問してましたが、お恥ずかしい話、このカルロバルベラには、今だ訪問したことがありません。コロナが収束したら必ず訪問したいと考えてます。
しかしナポリからビエッラは遠い遠い。前はフィレンツェの隣町のプラートにいた事で、ビエッラまでもそんなに遠く無かったのですが、ナポリからだと間違いなく飛行機の距離です。プラートは、どちらかと言えば北に位置してるので、車で飛ばしても5時間ぐらいでビエッラまで行きます。
プラートからビエッラまでは大きく分けて2通りの行き方があります。一つはボローニャとミラノ経由で山道の高速を通るルート。もう一つはジェノバ軽油でアレッサンドリアを通る、海側のルートです。時間は山側ルートの方が早く、さらに道も良いのですが、僕は海側のルートで行きます。それはまず海を左に見ながら走るのが楽しのと、途中に「ラパッロ」という小さな港町があり。そこのレストランで食べたアサリのボンゴレが忘れられず、ついつい海側のルートを通ります。このボンゴレは本当に美味いです。もしイタリアをレンタカーでミラノからフィレンチェまで走る方がいたら、チョット遠くはなりますが、海側のルートをオススメします。ボンゴレの店が知りたい方は是非お店迄来てください、教えます。
話が違う方向に行きましたが、さてバルベラ社から独立したラナフィチオコラドがクリームフランネルにカシミアを入れて作ったのが、このラナフィチオコラドのフランネルです。MICHELE&shinのフランネルはこのラナフィチオコラドのフランネルです。MICHELE&shinではこのフランネルを天使のフランネルと呼びます。まさにイタリア至宝のフランネルです。
そんな天使のフランネルで作られたスーツが完成。
そんなラナフィチオコラドの天使のフランネルで作られたスーツです。深いネイビーに隠しストライプが男前です。
美しく内側に弧を描くラペルデザイン。
カシミア混の贅沢な光沢と柔らかさが伝われば良いのですが。
ミラネーゼスタイルの手縫いのフラワーホール。
手縫いのダブルステッチがナポリです。もう手縫いに見せるAMFステッチは卒業です。
マニカマッピーナの袖付けです。
このソフトで柔らかな肩付けがMICHELE&shinの特徴です。
ポケットフラップは6㎝幅でデザイン。少し丸みを持たせたました。
本水牛の4つボタン、当然手縫いのボタンホールに本切羽です。
パンツはイン2タック、ウエスマン5㎝で、サイドアジャスター仕様です。
パンツも手縫いのステッチがMICHELE&shinスタイルです。
サイドアジャスターはピストル型。
こんな良いイタリアの布生地にはやっぱりイタリア職人の手縫いで。ふっくら立体感が違います。
当然パンツも全てボタンホールは手縫いです。
裾は5㎝のダブルで。
今回は天使のフランネル、ラナフィチオコラドのカシミアフランネルで作ったスーツの紹介でした。
MICHELE&shinのフランネルはこのフランネルです。
ぜひ参考に。