MICHELE&shinが作るシングルピークドラペル

2020年05月01日

ダブルブレストのスーツは少し敷居が高いけど、ちょっと違うスーツが欲しいと思ってる人は多いはずです。そんな人に間違いなくオススメなのがシングルピークドラペルのスーツ。

今回は、今からの最新のシングルブレストピークドラペルスーツを紹介を紹介します。


PITTIUOMO97AWに向けて

世界的に有名な紳士服の展示会が年に2回、イタリアフィレンツェで行われるPITTIUOMOです。イタリアの町並みにカッコよくスーツを着てさっそうとポーズを決めてるスナップをネットなどでよく見かけてると思います。


PITTIUOMOとはイタリアを中心とした世界中の紳士服メーカーが来期に発売する洋服や小物、その他多種多様なファッション商品を展示、世界中のバイヤーが買付や打ち合わせに来ます。

暫くの間「メーカーの打ち出す商品が今からの流れを作る。」だったのですが、今や「メーカーの出してる服より世界から来場してるバイヤーの服の方がカッコ良くて、先を行ってる」になり、彼らのリアルな着こなしスナップが世界中に瞬時に拡散、今やメーカーの売りたい商品がオンパレードの雑誌媒体から、リアルな着こなしのSNSが流行の先端になりPITTIUOMOは今、完全にその流れになってます。


このスーツは今回のPITTIUOMO97AW用にShinがデザインしたスーツの一つ。シングルブレストピークドラペルが特徴的なスーツです。

さて具体的にディテールデザインを説明します。

ラペル幅は11.5cm ゴージラインは7cmと低めで、ラペルラインは直線でデザインしてます。

これぐらい少し低めなゴージラインをMICHELE&shinでは今からのデザインでオススメしています。「ローゴージはどこか抵抗があるはー。」って言う方は多いと思います。しかしこんなデザインバランスならどうでしょう?。ただローゴージにしても駄目なんです。全体のバランスが大事なんです。フルオーダーで作るこのバランス・・今から間違いななくゴージ位置は下がります、ぜひ参考にして下さい。

肩は構築的な中にソフトなラインを出すダブルロープド。

この肩付けも今季MICHELE&shinのイチオシデザイン。

実はこの肩付け、いつもPITTIUOMOで話すイタリアおやじが毎回作って来るスーツの肩付けで、カッコいいなーって思って彼にこの肩付けの話を聞いてつくりました。

何度も試作を繰り返し、やっと納得出来る形になったので今回から発表です。この肩付け実は簡単そうで難しんです。よくあるビルドアップとは違い肩パットは極力なく、先端の裄綿 だけで処理します、襟から肩先に下りてくるラインにふっくらと付く肩・・・。これが良いんです。

ポケットはチェンジポケットで6cm幅のフラップ。この大きさのフラップが新進気鋭のナポリのサルトリアでは今多いです。

裏生地はちょっと派手にスカーフを使って。

ナポリのハンドメイドスーツはダブルステッチでしょう。手で入れるステッチはマシンのAMFステッチとは味が違います。ナポリは7mm幅のダブルステッチですよ。

腕元は4つボタンの重ねなし。もちろん本切羽です。

襟元はMICHELE&shinのこだわり、襟高5cm

襟高5cm にすると肩から首元にかけての立ち上がりが綺麗で他のジャケットとは一線を画してくれます。しかし襟高5cmの共布襟は仕立てていくうえで非常に難しく、仮縫いは必ず必要となりますね。


今回はPITTIUOMO97AW用にshinがデザインしたシングルブレストピークドラペルスーツの紹介でした。

現物は店舗に飾ってますのでよければ見に来て下さい。