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Marini&Nicolo

2023年07月14日

MICHELE&shinが目指している、「本当のイタリアンジェントルマンが本当に着たいスーツを作る。」が少しずつ現実になって来たのを感じた、このMariniとNicoloのスーツ。

悔しいかな、日本のスーツブランドでイタリア紳士が知ってるブランドは、皆無なのが現実です。今まであまり語らなかったのですが、これ程素晴らしいスーツを作る文化が日本にはあるのに、何故かヨーロッパ含め、世界で勝負出来ているブランドは一つもありません。日本では有名なブランドもイタリアンジェントルマンに聞くと、誰も知りません。それが現実でなのです。

「今だ、日本のスーツはオリジナリティーがない」が彼らの認識です。日本ではイタリア物をこぞって着ますが、イタリアジェントルマンで、日本のブランドをこぞって着る事は無いのです。トヨタや日産、ホンダ等の車やバイクは知ってるし、日本の歴史や文化をヨーロッパ人は日本人が想像する以上に尊敬の念を持って接してくれます。次はスーツの番です。まずスーツの本場であるイタリアで、チャレンジし彼らの様なイタリアンジェントルマンからオーダーの依頼が来るを目標にしてきました。少しずつイタリアでのMICHELE&shinのチャレンジが認められて来たのかなと感じます。


今振り返ると恥ずかしいチャレンジがばっかりでした。

「イタリアンジェントルマンが本当に着たいスーツを作る。」を目標にやってきたMICHELE&shinですが、今振り返ると、昔の試作のスーツは恥ずかしい出来の物ばかりでした。その当時イタリアン人に言われた、「オリジナリティーの無い物は、ここではまず認められないよ。」を変に鵜吞みにし、デザインなのか?布生地なのか?試行錯誤の連続で、その当時のスーツやジャケットをアーカイブで見ると、奇をてらった恥ずかしい物ばかりです。

でも、そこはイタリア人の新しいデザインを作り続ける事に価値を見出す気質で、「チャレンジしてるね~いいね。」とは言ってくれます。しかし誰一人着てくれません。

圧倒的に目の肥えてるジェントルマンです。小さなデザインとディテールの積み重ねの美しいスーツにオリジナリティーが見えないとダメなのです。


イタリアの優しいジェントルマン、大きな心と厳しい目で鍛えてくれてありがとう。


さてここからは Marini&Nicoloのスーツの紹介です。

ウイリアムハルステッドのソラーロのスーツです。

彼らから、イタリアジェントルマンの夏はソラーロとのことでオーダーをもらいました。

ダブルブレスト6ボタンの2つ掛け。MICHELE&shinのアウトパッチポケットデザインがお気に入りです。


年上がMariniで若い方がNicolo。親子に見えますが親子ではありません。

二人ともイタリアでは結構有名で、特にMariniは現地でも一目置かれています。現地では何故か「ユーリー」ってみんな呼んでます。

今回の夏に2人で4着ずつ、計8着のオーダーをしてくれました。どの出来も素晴らしと思っています。順番に載せていきます。ご紹介するので楽しみにしててください。


今回はMarini&Nicoroのソラーロスーツの紹介でした。