DIPO&CHRISTIANAのコートスタイル
ここ数年、完全にMICHELE&shinの顔になった、DIPOとCHISTINA。今年のPITTI UOMO2023AWもMICHELE&shinのスーツとコートで決め決めです。今回はそんなラブラブな二人のスーツとコートを紹介します。
DIPOとの出会いは、まだどこか少年ぽさが残る頃でした。
DIPOとの出会いは、記憶の彼方の事。PITTIUOMOの会場で、まだまだあどけなさが残る、美しい顔をしたイタリア人を見かけ、声掛けをしたのがきっかけでした。
その時彼が着てたスーツは安もので、まだ少年だからしょうがないよな、なんて思ったのを覚えています。それから数年後、「チャオ、ミケーレ・・・MICHELE&shinのホームページをいつも見てるんだけど、お前達に任せるから今度俺のスーツを作ってくれないか?」と。それから毎度毎度彼にスーツとコートを作り、今に至っています。
そんな彼もこんな美しい彼女が出来、ビジネスも成功し、順風満帆。その証拠にウエストは初めのサイズから既に6cmアップです。世界共通で、幸せ太りは共通するようです。
さて今回二人に作った作品はこのスーツとコート。最近作る作品は全てMICHELE&shinにお任せです。ありがたい話で、「MICHELEに任せて作るとvougueやgqに載るからね。」と言ってくれます。今回もPITTIUOMOの公式、Vogue Ukrine NSS Magazineのベストスタイルに載ったと、すぐに報告がありました。良かった良かった。
さてここからは二人の作品を紹介します。
まずDIPOのコートから
クラシカルなグレーヘリンボーンのダブルチェスターフィールドコートです。膝下のロング丈が美しいコートです。特に拘ったのは、ラペルのカットです。ナポリらしく柔らかく弧を描くラペルカットから、男性的に直線的に落ちる前たてに繋がるラインは上手く出来たなって自画自賛です。美しいダブルチェスターフィールドコートコートが完成しました。
次はChistianaのコート。
DIPOと同じグレーのヘリンボーンの布生地で作ったコートです。Chistianaはめちゃくちゃ気に入ってましたが、どこか男性的で、ハイブランドの女性コレクションの様な、女性らしく柔らかくしなやかな洋服の表現出来てない気がします。MICHELE&shinはまだ、女性物は上手くないです。しかし作らないと上手くなりません。次の夏もchistianaから依頼を受けてます次は良い作品を作ります、是非楽しみにしといて下さい。
長くなるので、今回はここまでにします。次は2人に作ったスーツを紹介します。
是非楽しみにしといて下さい。