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 Aristonの最高級生地で作るホワイトジャケット

2020年08月05日

皆さんこんにちは。

MICHELE&shinの松本です。

本日はナポリのサルトリアでも絶対の信頼を誇る生地メーカー、アリストンのウールカシミアシルクを使って仕立てたホワイトジャケットが完成したので、紹介したいと思います。

【ARISTON】アリストンとは?

アリストンは1920年に創業。イタリアのナポリを代表する名門のマーチャント。日本では、まだあまり知られていない生地ブランドですが、イタリアではエルメネジルド・ゼニアと並び称されるほどの、最高級生地メーカーとしての高い知名度があります。

アリストン生地の特徴は、ナポリのマーチャントらしくファッション性が高く、華やかな光沢感があり、他のイタリアの生地メーカーとは一線を画しています。

今まで数々の有名サルトリアにお邪魔してきたMICHELE&shinですが、アリストンのバンチを置いていない所がない。というぐらい南部のサルトリアで信頼があります。当店では特に拘りの強いお客様から人気ですね。


イザイアのような伊高級ブランドに素材を提供しているのもアリストンで、昨年MICHELE&shinがイザイアの工場見学をさせて頂いた時にも、アリストンの生地が沢山ありました。


・アリストンのウールカシミアシルク

今回使用したのはアリストンのwool50% cashmere25% silk25%の夏生地。

お仕立てされたお客様はプライベートでも仲のいい常連さん。今回の布生地はご自身で購入された持ち込み生地です。

「この布生地高かったよぉ〜」と仰ってました。

ウール半分にカシミアとシルク。そりゃ高いですよ。笑


・ARISTONのホワイトジャケット

それではお仕立てしたジャケットの紹介です。春夏にカジュアルでサラッと着れるダブルジャケットのオーダー。

6つボタン上掛けでお仕立てしました。

写真からでも伝わる生地の柔らかさと程よい光沢感。また立体的でドレープが凄いです。これぞMICHELE&shinの手縫いのジャケット。


カジュアルにサラッと羽織るイメージと仰ってたので、ポケットはパッチポケットに。

肩はもちろんマニカマッピーナ。


ラペルはハイゴージの11cm。カッティングは緩いベリードカットにしました。

ボタン位置を少し低く設定しているので、深いVゾーンとシュッとした綺麗なラペルのカッティングが、このジャケットの雰囲気を高めてくれています。

フラワーホールは手縫いのミラネーゼ。

ラペルの裏には手縫いの象徴手ハ刺し。

上襟は共布の一枚仕立てです。

上襟の高さは約5cm。これはMICHELE&shinのこだわりの1つです。襟元が高くしっかりと首に吸い付いているジャケットは美しく、またスタイルを良く見せてくれます。

首の太さは人それぞれ違います。襟を高くすると首浮きのリスクがある為、既製品や日本のオーダーだとほとんどやらないのですが、仮縫いをし細かい調節をする事で、吸い付きが良く、美しく高い襟元になるのです。

見てください!この首元の吸い付き。美しいです。

胸ポケットはバルカ3cm

袖は4つボタンでお仕立てしました。


Aristonの最高級生地で作るホワイトジャケット いかがでしたか?

アリストン生地でのジャケットのお仕立ては【MICHELE&shin FULL HAND LABEL :¥164,000-】【WHITE LABEL :¥99,000-】でお仕立てしています。是非ご検討ください。

それでは次回のブログをお楽しみに~