黒コーデュロイのジャケット
先月、イタリア フィレンツェで行われたPITTI UOMO95用に作成したジャケットをまだブログに載せていなかったのでご紹介します。
今回のPITTI参戦用の服装はジャケパンの気分だったということ、また今まで黒系のスタイルをあまりしていなかったというのもあって、黒のコーデュロイでジャケットを作ることにしました。
布生地はMICHELE&shinオリジナル生地から
NO.2-235 目付320g
出来上がったジャケットがこちら
![](https://a6282a7de3.clvaw-cdnwnd.com/c85873621607130c5b3ec7eae0606c0c/200003509-cc6c9cd643/6928.jpg?ph=a6282a7de3)
布生地がコーデュロイということもあったので、程よく柔らかいイメージに仕立てました。
まずはラペル
ラペルデザインはやはり紳士服の祭典PITTI UOMOということもあり、華やかさを出すために13cmとかなり攻め、ゴージは7cmと少しローゴージにすることによってバランスを取りました。
![](https://a6282a7de3.clvaw-cdnwnd.com/c85873621607130c5b3ec7eae0606c0c/200003510-dd090de002/6929.jpg?ph=a6282a7de3)
ラペルのカットはアールを取らず比較的直線的なカットにしましたが、ラペルの頂点を鋭角にせず少しアールを取ることで、柔らかいイメージを出しました。
ポケットは最近お気に入りのアウトポケットです。
MICHELE&shinはこのアウトポケットにもこだわりがあります。
![](https://a6282a7de3.clvaw-cdnwnd.com/c85873621607130c5b3ec7eae0606c0c/200003511-e4d64e5d19/6932.jpg?ph=a6282a7de3)
そのこだわりとは、MICHELE&shin では毎回、アウトポケットのデザインをジャケットのイメージによって変えています。
このジャケットでは柔らかさがイメージだったので標準のアウトポケットの形よりも丸く型紙をカットしました。
ポケット口の部分もあえてバルカカットにし、手の入れやすさや、モノの落としにくさなどの実用面も考えて作りました。
![](https://a6282a7de3.clvaw-cdnwnd.com/c85873621607130c5b3ec7eae0606c0c/200003512-a55e8a65c4/6930.jpg?ph=a6282a7de3)
ボタンはマットブラック
![](https://a6282a7de3.clvaw-cdnwnd.com/c85873621607130c5b3ec7eae0606c0c/200003513-7f42d803b8/6931.jpg?ph=a6282a7de3)
肩付けはもちろんナチュラルなイメージになるマニカ仕立て
![](https://a6282a7de3.clvaw-cdnwnd.com/c85873621607130c5b3ec7eae0606c0c/200003509-cc6c9cd643/6928.jpg?ph=a6282a7de3)
程よく品があり良いバランスになりました。
PITTI用で作ったのですが、普段使いにも良いので今季ヘビロテしています。写真ではグレーのスラックスですが、デニムやグレー系のタートルネックなどのカジュアルアイテムと合わせてもいいです。
ぜひ皆さんも来秋冬はコーデュロイで一着お仕立されてみてはいかがでしょうか。