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美しいドレープを描くノッチラペル+ピークドラペルベストのスーツが完成しました。

2020年09月01日

このスーツをオーダー受けたのは初夏の5月でした。

日本人にしてはかなりガッチリしてる体で、まさにイタリア紳士の様な佇まい。スーツは少しガッチリしてるほうが似合うのは間違いなく、「スーツはガッチリしてるほうが似合いますよね」とお話すると

「なるべくシャープに見せたいんだけど・・・」

「大丈夫です、MICHELE&shinはデザインとカッコ良さにこだわったフルオーダー、イタリア紳士がカッコ良く見えるのはここに秘密があるんですよ、かっこよくスリムに作りましょう。」なていう打ち合わせをしながら出来たのがこのスーツです。

MICHELE&shinオリジナルのチャコールグレーの布生地で作った本当に綺麗な3ピーススーツです。

このスーツのポイントはラペルやフラップなどを大きくデザインして、きちっと全体のサイジングに合うようにしたことと、直線ラインをラペルラインなどに入れる事でシャープなイメージにしている事です。


ジャストサイズ、ハイゴージ、ワイドラペルでシャープに見える。

体のガッチリしてる方の中には「少しでもシャープに見せたい」って思ってる方は多いと思います。スーツを着てシャープに見せるポイントはいくつかありますが、まず大切なのが、きちっとしたサイズ感ということ。

このきちっとしたサイズ感とは「スーツの中に体が少し余裕を持って入ってる」ということです。このポイントはかなり重要で、すこし前の流行りのピチピチスーツは痩せてる人はいけますが、ガッチリしてる紳士には逆効果になります。更に重要なのが「縦のラインを出す」です。

こらはわかりやすく説明するとジャケットの丈をしっかりとり ラペルなどを高くして直線でデザインするです。

写真を見てもらうとわかりますが全体に大きなサイズ感なのにシャープに見えます。

もう1つ大切なのが全体の大きさに負けない様に各部分を(ラペルなど)を大きくデザインする事です。こらも全体のバランスを取りシャープに見せる大きなポイントです。

まさに今回のスーツはそんな大きな人でもシャープに見えるのイタリアスーツ作りの基本のお手本の様なスーツです。

ジャケットを脱いだ時にちらっと見えるベストにこだわりを。

ベストも綺麗でしょう? ベストはピークドラペルダブル6ボタンです、ジャケットはノッチラペルシングルブレストなのでデザイン違いがはっきりしてて新鮮です。

ベストだけで大活躍しそうなデザインです。


このスーツのこだわりを説明します。

肩付けはマニカマッピーナ イタライ職人のこだわりが見えます。

フラワホール、ボタンホールは当然手縫いです。スーツの格を1ランクアップさせます。

特にこのミラネーゼのフラワホールはオススメです。

ポケットフラップデザインは6cm幅。

バランスがバッチリです。

重ね4つボタン 当然本切羽でボタンホールも手縫いです。

今回は美しいドレープを描くノッチラペル+ピークドラペルベストのスーツが完成でした。