これが最新、下掛けのダブルブレストが来る!!
最新のダブルブレストデザインの3ピーススーツが完成しました。
カッコ良すぎます☺
鮮やかなブルーブラックに細いウインドウチェックが特徴的なダブルブレストのスーツで、特出してイケてるのが「最新、今からの下掛けダブルブレスト」のデザインということ。
ダブルブレストの下掛けはどこかバブルスーツのイメージの肩パットバリバリでとりあえず四角いビッグサイズスーツではないでしょうか?これはこれで、いつか一回りしてイケてるデザインになる時も来るのでしょうけど、今のダブルブレスト下掛けのデザインは違います。
今回はそんな最新のダブルブレスト下掛けをご紹介します。
間違いなくダブルブレストの最新がこの下掛けです。
イタリアナポリのMICHELE&shinのクリエイター、アンドレ兄弟も今年からすべてのダブルブレストのデザインは下掛けでデザインしています。毎回ナポリで打ち合わせをするのですが「今からは確実にダブルブレストは下掛けの流れだから、少し早いけど下掛けのダブルで作るよ」と・・・
実は私はダブルブレストのスーツが多いのですが、6ボタン2つがけのデザインはほとんどで、今まではどうしてもウエスト位置を少し高く絞り、裾幅を細いパンツでメリハリをより強調するデザインがカッコ流れだった事もありそんなスーツばっかり作ってましたが、もうチョット古いデザインになりつつあり、今はすべて下掛けのダブルブレストを作っています。
最新のダブルブレスト、拘り満載のディテールを紹介
スーツは拘りのディテールが美しい服を作ります。そんな拘りのディテールを今回は最新の最新のダブルブレストのデザインでご紹介します。
まず大きなポイントは下掛けのデザインであるということ。
間違いなく今からのデザインです。昔と違いキチっと立体的にウエストを適度に絞りバランスを取ります。ボタン幅は少し縦のラインを意識して狭めにするデザインが今風。間違い無くカッコよくなります。
さらにここに拘りの点が!
気づいた人もいるとは思いますが、あえてダブル6釦1掛の段返りデザインにしています。これは去年のPITTIUOMOで会ったサルトリアのおやじがやっていて、かっこいいと思ったのでデザインを参考にして作りました。
そのサルトリアのおやじに教わったのですが、段返った時にフロントに見えるボタンホールがちゃんと手縫いの良さが出る表面が出るように仕立てています。
こういうこだわりが大事なんです。
ラペルはゴージ幅12cm ゴージラインは6cmラペルカットは直線ラインで非常にベーシックはデザイン。
ピークラペルの角をあまり鋭角にせず柔らかな印象を強調して、綺麗な大人のスーツの顔になっています。
ナポリ仕立てのダブルハンドステッチ ナポリは7mm幅のダブルステッチですよ。
ポケットフラップは6cm幅、ジャケットも前のカットに合わせて内側はスクエアにカット、外側はラウンドにデザインしています。ポケットフラップデザインはダブルブレストの時にオススメのデザインです。
ボタンホールとフラワーホールは当然手縫いです。フラワーホールはミラネーゼスタイルがオススメです。
本切羽の重ねナシの4つボタン ここのボタンホールも手縫いです。
ベストは特徴的なシングルショールカラー。カッコ良すぎます。
ショールカラーのカッティングは下にいくにつれてラウンドして広がる特徴的なカッティングにしました。
人と違うベストを検討してる方は参考にして下さい。
パンツはウエスマン5cmのベルトレスでアウトインのボックスタックのパンツです。この編込みがMICHELE&shinの特徴です。
このパンツは本当に美しいテーパードラインだったのですが写真が無いのが残念です。
今回は「これが最新、下掛けダブルブレストスーツの完成」でした是非参考にして下さい。