男らしさが基本のトレンチコートが完成。
この男らしさとか書くと、今の時代に合ってないと言われそうで怖いのですが、男らしさ抜群のトレンチコートが完成です。しっかりした角ばった立体感のデザインディテールとカノニコのツイルのバランスが最高です。今回はそんなトレンチコートの紹介です。
タイトに四角くが今回のデザインポイント
どうしてもコートのサイズ感にとなると、スーツを着て、その上からゆっくり着るサイズ感になりがちです。しかし今回作ったコートはそうではなく、厚手のタートルネックセーターを着て、その上からアウターとしてサラリと羽織れるコートのコンセプトで作りました。ありそうでないのが、このサイズ感。イタリア紳士が好んで着るサイズ感です。
海外の映画に出てきそうなシーンを想像してみて下さい。少し厚手のタートルネックセーターを着て、部屋でゆっくりしてた時、おもむろに彼女から電話が。なぜか別れ話が出ます。すぐさま、玄関先に掛けてた、こんなトレンチコートをセーターの上から羽織って、彼女の元へ・・・。ジャケットでなくてコートが場面を盛り上げます。そんな想像をしながらのこのコートが完成しました。
そしてさらに写真を見てもらうと分かると思うのですが、角ばった四角いデザインディテールにこだわりました。いつもMICHELE&shinと言えばナポリでらしい丸いデザインディテールが多いと感じてると思います。しかし今回は男らしさのトレンチコートです。男らしさをまた書いてしまいました、今時、男らしさなんて古いぞ、昭和のオッサンなんてまた一部の怖い人に怒られそうですが再度気にしません。そんな角ばった四角いデザインディテールにすると、こんなに男らしデザインになります。トレンチコートはこんな四角いデザインディテール正解なのが作ってみて分かりました。
グレーも正解でした。
今回の布生地はカノニコの厚手のツイル。この布生地の質感と、この「グレー」がトレンチコートと最高のバランスになりました。グレーのトレンチコートチョット男前です。
さてここからは作品を写真で紹介です。
グレーのトレンチコートです。トレンチコートの基本のデザインディテールはそのままに細部をMICHELE&shin風に。
この襟の立ち上がりの大きさはMICHELE&shinです。
美しく首元を演出するのはこれぐらい大きく立ち上がる襟が欲しいところです。
エポレットはトレンチコートの基本のデザインディテールでしょう。MICHELE&shinオリジナル本水牛ボタンです。
コートは後ろ姿でしょう。トレンチコートの後ろ姿は本当に美しい。絵になります。
今回はグレーのトレンチコートの紹介でした。最高に男らしいコートの完成でした。ぜひ参考にして下さい。