最高のラグジュアリー。カシミアスーツはチョット違う。
贅沢極まる、タリア.デルフィノ、カシミアシルクで作ったスーツがこのスーツ。今では中々お目にかかれる事の無い布生地で、出来上がりの佇まいは、何にも代えがたい存在感を出しています。最高のラグジュアリースーツとはまさにこんなスーツを言うのでしょう。
そんな最も贅沢でラグジュアリーなスーツを今回は紹介します
出会いは日本の商社
このスーツの全てを語るのに、このタリアデルフィノ カシミアシルクの布生地を外しては語れ無いでしょう。
この布生地との出会いは、世界中でコロナが蔓延し、イタリアの布生地屋で布生地を購入に行けなかった事で、この数年の間、日本各地の布生地商社や問屋を回ってた時の事でした。大阪に本社のある布生地商社を訪問した時、倉庫にある布生地の中から、オススメしてくれたのがこの布生地で、「金額は関係なく、本当にいいものが欲しいんだけど何かオススメないですか?」と聞くと「珍しいですね。今時はオーダースーツも一般的になって、ブランド名が一般的に有名で、安価で、ほどほどに見えるのをさらに安くしてしか言われないのに、いいものって?」と。
しかし日本の布生地商社は良い布生地が多いのなと毎回驚かされます。
歴史も古く、どこも100年近くやってるところが多い為、倉庫は宝の山、山、山。そんな中から出してくれたのがこのタリアデルフィノ、カシミアシルクの布生地でした。
実は恥ずかしい話、この布生地を出してくれるまで、タリアデルフィノの事はあまり知りませんでした、後でイタリアの友人にタリアデルフィノの話を聞くと「お前マジか?カシミアやシルク、キャメルが有名じゃないか。あれだけビエッラに行ってるのにタリアデルフィノを知らないのか?」なんて言われました。それほどイタリアでは高級な布生地を作るメーカーとして有名なのです。
圧倒的な手触り、光沢、が違う
一目見た時からこの布生地素晴らしさには、驚愕でした。手触り、光沢が素晴らしのです。当然カシミアシルクなので手触りは良いのですが、しかしもっと最高なのがこの上品で艶のある紺の色の出方なのです。こんな布生地中々ありません。ベーシックな濃紺の中にイタリアらしい色気を感じさせます。最高です。
そんな最高にラグジュアリーなタリアデルフィノのカシミアシルクのスーツです。さてここからは作品を写真で紹介します。
ダブルブレスト6ボタン4つ掛けの美しいスーツです。
大人のラグジュアリーにはこんなラウンドカットのアウトポケットがイケてます。手縫の柔らかでしなやかな肩付けはマニカマッピーナで。
ダブルステッチにミラネーゼスタイルのボタンホール、こんな良い生地には手縫いが基本です。
ラペルは12cmゴージラインは6cm 大きく弧を描くラインのラペルはMICHELE&shinの特徴です。
パンツはアウト2タック ベルトレスで。編み込みベルトループはMICHELE&shinスタイル。
さて今回はタリアデルフィノのカシミアシルクで作ったスーツがの紹介でした。最高にラグジュアリーなスーツになりました。ぜひ参考にして下さい。