最後の本物フランネル FOXBROTHERS CLASSIC FLANNEL
フランネルのロールスロイスと言えば、FOXBROTHERS CLASSIC FIANNEL。
フォックスブラザーズが経営危機営に陥った時、今の社長、ダグラス、コルドーにキトンの社長が話した言葉です。その言葉を聞いて、新しい道が開けたとダグラス、コルドーは語っています。そんなフォックスブラザーズも今年 250 周年をお迎え、新たな挑戦が始まっています。その最たるものがフォックスブラザーズの最も代表的な布生地である クラッシックフランネルのリニューアルです。今回はそんなフォックスブラザーズのクラッシックフランネルの魅力を全力で紹介します。
ダグラス、コルドーにイタリアで会ったのがきっかけで。
前のブログで書きましたが、今年の PITTI UOMO の会場で、たまたまダグラスに会い、短い時間でしたが話しをしました。 「前に東京で布生地商社の招待のパーティーで一度お会いしてるんですよ。」と言うと、「そうなんだね、東京はどうだね? しかしアジア人が少ないね」と。「まだまだ日本はコロナに怯えてて」と話すと「早く日本もヨーロッパの様になったらいいね」と、さらに「ダグラスみたいな社長でも PITTI UOMO なんなに来るんですね?ウニカ(イタリアミラノで行われる、イタリア最大の布生地の展示会)にはいきそうだけど、PITTI UOMOでお会いできるなんてビックリです」と聞くと、「当然だよ、紳士服の最新情報収集は欠かさないよ」と。さすが経営危機のフォックスブラザーズを立て直した社長です。自ら現場に足を運びます。前に東京で会った時にも思いましたが、社長自らが日本迄出向き、我々みたいな小さなテーラーやサルトリアとフレンドリーに接してくれ、自社の商品についてイギリス紳士らしく静かにそした熱く語ってくれたのを覚えています。 そりゃあグッときます。
コルドーから「フォックスブラザーズは今年 250 周年なんだ。ここで会ったのも何かの縁、東京でフォックスブラザーズをよろしく頼むよ、特にクラッシックフランネルがリニューアルするからね。」と。
そこで日本に帰国し、布生地商社にこの話をしました。それも少し、いや、かなり大袈裟に「コルドーに直接頼まれてるから」と。ただ、東京でよろしくと言われただけでなのに・・・(笑) するとすぐ商社から返事が。「まだバンチブックのデリバリーは始まってないんですが布のサンプルをお持ちします。」と、リニューアルしたサンプルを持ってきてくれました。
ま だ バ ン チ に な る 前 の サ ン プ ル の 布生地です。
さすがのクオリティーです。厚みと色のバリエーションが増えています。しかし、よく比べてみると圧倒的に良いのはリニューアル前のクラッシックフランネルです。あの「着て育てる」と言われる肉厚と柔らかさはリニューアル前が一枚上手です。商社は当然、新しいリニューアル後のクラッシックフランネルをオススメしてくれましたが、何故か前のフランネルが良く感じます。
元祖のクラッシックフランネルがやっぱり良い。
そこで新しいリニューアル後のクラッシックフランネルと元々のクラッシックフランネルを比べてみたのですが、まず違うのが、同じグラム数でも、厚みが違います。元祖の方が厚みがあります。さらにあの体に馴染ませ服を育てると言われる、初めは少し硬く、じきに馴染んでくるでと言われる柔らかさが違います。リニューアル後の方が間違いなく柔らかいのですが、あのイギリス紳士が愛してるやまない、あのフランネルの堅さは間違いなくリニューアル前のフランネルにあります。
厚み、さわり 佇まい、すべてが一枚上なのだリニューアル前のクラッシックフランネルなのです。
そこで商社の担当に、「MICHELE&shin はリニューアル前のフランネルで提供したいんだけど、このフランネルは今まで通り手に入るの?」と聞くと、今までのクラッシックフランネルはイギリスに在庫がある分で終了で、もう手に入らなくなるとの事。残念です。あのフランネルのロールスロイスと言われた本物のクラッシックフランネルが終わるのです。今後 1、2 年で本当に今の素晴らしいクラッシックフランネルはもう手に入りません。ぜひこの機会に本物のフランネル、フランネルのロールスロイスを検討してください。
【商品価格】
¥253,000-
手縫いのボタンホール(ミラネーゼ,ナポリスタイル)込み
(03-6875-3633)MICHELE&shin 銀座
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