今週のオススメ生地紹介
本当に暑い日が続きますね。少し外を歩くのも日陰を探してしまうのは僕だけでしょうか。
イタリアは日本より湿度が低いので,同じ気温でも涼しく感じます。
こんな季節に秋冬の布生地の紹介です。
このブログで、少し早い秋の装いで、少しでも涼を感じてもらえれば幸いです。
今回の生地は6月にイタリア BIELLAで一目惚れした布生地です。
さすがゼニアやロロ・ピアーナの本拠地がある場所、今回の生地も本当に素晴らしい布生地です。
さて今回の布生地の押しポイントは『一見普通なのによく見ると違うね!!』です。
まずこの布生地

No.1-344 Wool100% 目付け350g
買い付け地BIELLA 16m
チャコールグレー×茶のヘリンボーンの布生地です。
ヘリンボーンの柄が小さいので少し離れるとチャコールグレーに見えますが、よく見るとヘリンボーンに茶の織りが入っています。
さらに柄は小さいのですが、織りは厚みがあるので布の表情が素晴らしいのです。

それとこれはウールの素材自体が良いんでしょう、手触りが違いますよ。
こういうのがアリそうでないんです。
オススメはシングル段返りの3ボタンのパッチポケットのスーツ。絶対外さないカッコよさが出ます。
続いてこちら

No.1-353 cotton100% 目付け360g 買い付け地BIELLA 16m
濃い茶の細畝コーデュロイです。
なぜか今年の秋冬の布生地で、コーデュロイの問い合わせが多いですね。流行なのでしょうか?
このコーデュロイは写真では分かりづらいかもですが、濃い茶色です。
コーデュロイって畝のバランスと発色でカントリーぽくなるのか、都会ぽくなるのか別れます。
しかしこの布生地は全てのバランスがバッチリでまさにイタリア紳士が好むコーデュロイです。

これぐらい濃い茶だとコーデの幅が広がります。
茶色のグラデーションでのコーデ。
紺と茶の合わせ、白と茶の合わせ、無限に楽しめそうです。
オススメはこの生地でナポリスタイルのダブルスーツ。 この生地でダブルのスーツ!!想像しただけでもわくわくします。
最後はこのタータンチェック

No.1-349 wool90% cashmere 10% 目付け290g 買い付け地BIELLA 16m
紺と緑の組み合わせと幅のバランスが最高です。
この手の布生地はギンガムの太さのバランスと色が絶妙じゃあないと大人にならないんです。本当に難しんです。

これは素材感も手伝って、まさに大人のチェックって感じです。
日本に入ってきてる各布生地ブランドのバンチに飽きた上級者にオススメです。
オススメは軽く羽織るイメージのナポリスタイルの3ボタン段返りです。
今日は以上の三つをご紹介しました。
また来週もお楽しみに