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今春、イチ押しのパワフルかつ重厚で爽やかな紺ダブルジャケット。

2022年04月06日

今春、イチ押しの、パワフルで重厚で爽やかな紺のダブルジャケットの完成です。このジャケットの布生地はMICHELE&shin clothの布生地。重厚でありながら、どこか爽やかな素材感が見せる仕上がりは、MICHELE&shinらしさ爆発です。今回はそんな紺のジャケットを紹介します。


今年、こんなザックリした素材感がイチ押しです。

今年、こんな少しザックリした、表情のある素材がイチ押しです。

この布生地は綾織の布生地で、バーズアイとシャークスキンのちょうど中間の様な表情の布生地。どっかと言うとシャークスキンに近いかな?

布生地には大きく分けて、綾織と平織りがあります。

綾織と平織りとは?

平織りとは、縦と糸と横糸が交互に1回ずつ浮き沈みを繰り返す織り方で、最も単純な織り方であり、夏物などの通気性を求める布生地に多く取り入れらる織り方です。ビンテージの布生地等にもよく見られる事で、今、平織りのビンテージ布生地を世界中のテーラーが探しています。昔は、網戸の網かって思うぐらいの平織りの布生地が合ったのを思い出します。

綾織とは、2本の糸が浮き沈みを繰り返すしながら、斜めに線が浮き上がって見える織り方です。冬物として使用される事が多く、耐久性や保温性に優れています。布生地自体の密度が詰まる事と経糸が表面に浮き出るの事でツヤが出ます。今、織られる布生地は綾織が多い印象です。


今回のこの布生地は綾織でシャークスキンに近い素材です。横糸に少し白が見える事と厚く織ってる事で、実際より、より厚みが感じ取れる布生地です。イタリアの布生地問屋にはこんな、今ではメーカーのバンチブックから外れて、ビンテージの素晴らしい布生地がまだまだあります。コロナ騒ぎで約2年イタリアの布生地問屋に行けてないので、早く収束してもらい、布生地問屋を訪問したいと思っています。


さてここからは今回の作品、紺ジャケットの紹介です。


MICHELE&shin clothのオリジナルシャークスキン様な表情を見せる紺ジャケットです。

アウトパッチポケット×ダブルブレストが、豊かで贅沢なカッコよさを約束します。

ラペルは12㎝のワイドラペルでストレートラインでデザインしました。綺麗なラインです。

MICHELE&shinのジャケットと言えばこのミラネーゼスタイルの手縫いのフラワーホールです。スーツやジャケットの格を1ランクいや2ランク上げます。オーダーするならこのディテールは見逃せません。


肩付けはマニカマッピーナで。


MICHELE&shinオリジナルの本水牛の袖口のボタンです。当然手縫いのボタンホールに本切羽です。


今回は今春、イチ押しのパワフルかつ重厚で爽やかな紺ダブルジャケットの紹介でした。紺ジャケットは本当に万能選手です。是非参考に。