Zegna TROFEO Cashimiaで品位ある贅沢スーツに仕上げる
エルメネジッドゼニア トロフェオ カシミアのスーツです。この布生地の特徴は最高品質のカシミアが5%入ってるところ。わずかカシミアが5%?と思わせる圧倒的な柔らかさと、上品な光沢感です。よくこの布生地で書いてあるのが、「トロフェオの高品質の糸とカシミアの混合で軽い着心地とクラシックな印象の出来上がり」をよく見かけます。しかし完成してみて感じたのは「圧倒的なしなやかさと贅沢感」でした。
今は無き、トロフェエオ カシミア
写真のトロフェオ カシミア(TROFEO CASHIMIA)の布生地ですが、実は以前のトロフェオ カシミアです。そうなんです、今、エルメネジッドゼニアからデリバリーがあるトロフェエオ カシミアと前のトロフェエオ カシミアは全くの別物。前のトロフェオ カシミアは間違いなく冬物で、触り心地、厚み、見た目、全てどちらかと言うとフランネル生地に近い印象でした。しかし今のトロフェオ カシミアは、縦糸はそのままで横糸を細い糸にし、表面をカット加工してる様に見えます。なのでより薄く、軽くなってます。
トロフェオ カシミアのあの厚みから来る贅沢感と、しなやかさは、前のトロフェオ カシミアに完全に軍配が上がります。
いつからか、布生地に万能な機能を求め、薄く、張りがありいつでもパリッと着れる布生地がもてはやされてきましたが、エルメネジッドゼニアのトロフェオ カシミアにそんな万能な機能なんて必要ありません。
この贅沢な厚みとソフトな光沢、そして柔らかさから来る贅沢感こそトロフェオ カシミアに求められると思います。
トロフェオ カシミアを車に例えるとイタリアのマセラティの様な物、マセラティに、荷物を積んでガンガン外回りの営業は向きません。プロボックスに営業は任せて、トロフェオ カシミアは贅沢に行きましょう。そんな布生地はエルメネジッドゼニア トロフェオ カシミアなのです。
さてここからはそんなエルメネジッドゼニア トロフェオ カシミアで作ったスーツの紹介です。
グレーに茶とベージュのストライプのスーツです。素晴らしい柔らかさが分かります。
遠目に見ても良さが伝わります。イタリア職人もこの布生地はいいね!と
マニカマッピーナの美しい肩付けです。
圧倒的に高級感があるミラネーゼの手縫いのフラワーホールはMICHELEshinに必須のディテールです。
バルカの胸ポケット
パンツも柔らかさが伝わる仕上がりです。
今回はエルメネジッドゼニア トロフェオ カシミアのスーツの紹介でした。
こんなスーツは贅沢に着ましょう。