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リッチな雰囲気が溢れる、大人の茶スーツは柔らかさがポイント!

2021年03月23日

深い茶のスーツが完成しました柔らかな茶から出るリッチさは、MICHELE&shinがお得意とするところ。そんなスーツを紹介します。。

こんな茶が欲しかった。

この布生地は、MICHELE&shinオリジナル。まず見てほしいのが「エンジが強い茶」の色です。本当に綺麗な色です。目を凝らさない分からない、細かくダイヤモンドに入った折柄が特徴的で、こんな布生地はなかなか出会えません。

ダイヤモンド状に細かく入った柄が、この布生地のポイントです。この色で折柄が入ってないと、どうしてもペラットした印象になり、こんな上品リッチが出ないのです。

少し折柄が入ることで布生地自体に厚みと、表情が出ます。エンジに近い茶と、このダイヤモンドの折柄はさすがイタリアです。「この茶いいねー。こんな茶見たことないよ。」との声を沢山頂き、自社で直接、イタリアで仕入れてるかいががあったなと、思っています。

・柔らかさが絶対条件のリッチさ

写真ではなかなか伝わらないと思うのですが、この布生地の最も素晴らしい特徴は「布生地の柔らかさ」です。番手はs、150、しかし実際触るとシルクの様な手触りです。しかしこんな布生地は、作り手からすると、本当に嫌な布生地です。「柔らかすぎて、作るのが難いのです」特に日本の様に高温多湿だと、さらに気を使います。

しかしこんな布生地を選ぶお客様は、イタリアスーツの「布生地自体の素材感とドレープ感を楽しむ」を理解してる方が多く、「この布生地はリッチだねー。ハンドメイドの自然なシワが楽しみだ」なんておっしゃってくれます。うれしい限りです。

この写真だと、この布生地がどれだけ柔らかいか分かるでしょう。NAPOLIスタイルのダブルステッチがこの柔らかな布生地に、贅沢な印象を与えています。

さてここから写真をどうぞ。

ラペルは12㎝のワイドラペル、ゴージ高さは5㎝のハイゴージで、ラペルカットはやや直線を意識したベリードラインです。THE NAPOLI って感じがします。

マニカマッピーナ仕様の肩付けです。

これだけ柔らかい布生地だと、綺麗なマニカを作るのは本当に難しいです。ゆき綿を入れたらもっと簡単なのですが、そこはイタリア職人の意地があります。この肩付けは高くした後ろ襟から袖にかけての柔らかなイタリアジャケットの重要なリッチポイントです。

上品なマニカマッピーナです。肩のラインにステッチが入るのはMICHELE&shinオリジナスタイルです。


イタリアスタイルの手縫いのダブルステッチが、手がちゃんと入ってるを感じさせます。

フラワーホールはミラネーゼスタイル。オーダーの特徴の手縫いのボタンホールです。

手縫いのボタンホールは裏から見るとこんな感じす。手縫いは味がちがいます。オーダーするなら絶対のオススメです。


パンツはウエスマン5㎝のハイウェストでピストル型のサイドアジャスターがアクセントになっています。

ダブル幅は5㎝で今の流れです。


イン2タック、上品リッチです。

ピストル型のサイドアジャスターです。

フロントはダブルボタン仕様で。当然パンツのボタンホールも手縫いです。

まだチャコールが付いてますがそこはお愛嬌、イタリアの香りが少しするかもです。


この素晴らしい布生地ですが、非常に人気だった事もあり、残念ながら、現在在庫が無くなりました.

しかしMICHELE&shinには500種類を超える、イタリアから直線買い付けた布生地がまだまだあります。ぜひ気軽に見に来て下さい。

今回はリッチな雰囲気が溢れる、大人の茶スーツの紹介でした。