ハリソンズ インディゴ生地を使ったナポリジャケットが完成しました。
紺と青のちょうど中間・・・南イタリアのカポリ島を連想させる本当に綺麗な青の布生地・・・そんな生地を使ったナポリジャケットが完成しました。
どうですかこの布生地の色と織り。深めの紺に白の地柄が入ることで、素晴らしい表情が出てます。
オーダー時、布生地をHARRISONSのINDIGOバンチにて選んだのですが、このバンチがなんとも優秀なんです!
80%ウールに20%のリネンの混紡生地で、リネン特有の発色やシワ感があるにも関わらず、ウールが80%入っていることで、柔らかく、またシワになりにくいのが特徴です。
80%ウールに20%のリネンと珍しいので種類は少なめですが、ウェイトも230gmと春夏のジャケットには最適です!
さて、今回この布地で作るナポリジャケットは絶対カッコいいものが出来る自信があったのでオススメさせてもらいました。
このお客様は世界中を飛び回るビジネスマン。「主張先で着れるネクタイでもいける、カジュアルにもいける、センスを感じれるジャケット」が希望・・・・・
イタリアを感じるナポリジャケットにしましょう。
ポケットの写真
ポケットはバルカパッチポケット。絶妙なカーブがジャケット全体を柔らかく構築してくれます。
ラペルはノッチラベルの11cm幅
3cmのハイゴージライン
これぐらいのワイドラペルでも自然に落ち着いてます。
MICHELE&shinが得意とするナポリ肩・・・
首のラインからこの肩につながるラインが重要なのです。
横のラインを強調するのではなく、より縦(斜め)のラインを生かし、首に吸い付くようにするのがナポリ流です。
本当にカッコいいです。
このお客様は学生時代ラグビーをかなりやってたらしく、肩のラインを出すのが非常に難しく、仮縫いではある程度上手くいつたのですが、完成後の試着の時に肩のシワがどうしても気になります。再度お預かりさせてもらい、手直し後お渡しさせてもらいました。非常に時間がかかりましたが、本当にカッコいいジャケットが完成しました。
おまたせして本当に申し訳ありませんでした。
このイケてるジャケットを着て、世界中を飛び回るってください。
今回は青のナポリジャケットの完成でした。