ナポリはダブルステッチで決まり

2020年09月12日

イタリア、特にナポリの仕立てで特徴的なディテールの一つが手縫いのダブルステッチです。職人が一針一針手縫いで入れたダブルステッチは素晴らしいの一言。

全体のバランスを崩さないようギリギリのラインと布生地の厚みや表情を計算しながら柔らかく入れる手縫いのステッチは、イタリア職人のプライドそのものです。

MICHELE&shinのイタリア工房は数人の小さな工房なので、割とみんな話をしながら和気あいあいと作ってるのですが、ステッチを入れてる時に話しかかると、いつもはあんなにおしゃべりなイタリア人も「ちょっと黙ってくれる?・・・」と急に態度が変わる変わる、あー怖い・・・・。


そんなイタリア職人が魂を込めて入れたハンドダブルステッチは、手縫いのように見せて入れるミシン縫い(AMFステッチ )とは明らかに一線を画します。

そんなダブルステッチの入った大人のチャコールグレーのダブルブレストが完成しました。

まさに大人のダブルスーツスーツです。

布生地はチャコールグレーのヘリンボーン 2020AWの新作MICHELE&shinオリジナル生地。

wool100% 320g Biella
wool100% 320g Biella

上品な大きさのヘリンボーン柄とチャコールグレー色が本当に美し仕上がりになってます。

さてここでちょっとうんちくを!ヘリンボーンのこの柄をなぜヘリンボーン(HERRING BONE)て呼べれてるか知っててますか? これは見た目が開いた魚の骨に似ていることからニシンの骨(HERRING BONE)と呼べれるようになったらしいです。イタリア語ではTessuto a spina di pesceで TESSUTOは布生地の意味でSPINA DI PASCEがヘリンボーンの意味になります。イタリアでもヘリンボーンで通じますけどね。☺


・イタリア職人のこだわりが満載

ここからスーツの細部のディテールを紹介します。

ラペル幅は12cmのワイドラペル、ゴージラインは6cm、ラペルラインは直線でデザイン。スーツの顔と呼ばれるラペルですが素晴らしく美しい出来栄えです。

ハンドダブルステッチと手縫いのフラワホール(ミラネーゼスタイル)

ナポリを感じるディテールです。

 当然 上衿は共布で。

本切羽4つボタン 当然ここのボタンホールも手縫いです。

チャコールグレーに茶ボタンは非常に上品なイメージを出します。


ポケットデザインは今のナポリスタイで幅6cmでジャケットに迫力を出します。


パンツはベルト仕様でウエスマンは4cm。

シングルインワンタックのベーシックなパンツスタイルですが、MICHELE&shinの特徴である編み込みのベルトループを入れることでデザイン性が出ます。ベーシックスタイルの中にも遊び心を忘れない。これぞイタリアンスタイルです。


いかがでしたか?

ダブルステッチのスーツは一着持っておきたいですよね。ワードローブのバリエーションの中に一着いかがですか?

今回はイタリアナポリスーツの大きな特徴ディテール、手縫いのダブルステッチが入ったチャコールグレーヘリンボーンスーツの紹介でした。