イタリア男が好きな灰茶のスーツ
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グレーに茶の糸が、絶妙にミックスされているフランネルの布生地で作った、本当にカッコいいこのスーツ・・・・・今からの季節に最高な素材です。
この布生地はMICHELE&shinオリジナル
イタリアビエッラのいつもの布生地問屋から仕入れた布生地で、グレーに茶色の絶妙なミックス加減と、かすかに入るチェックのラインがオシャレオシャレ。
最近こんな微妙な色の布生地のジャケットやスーツをイタリア男は好むようになりました。イタリア人と良くスーツやジャケットの話をするのですが、イタリア人はわりとはっきりした発色の布生地を好む傾向が強いと感じます。紺や茶でもはっきりしているのが好きです。
実は日本人の着こなしは今、彼らにかなりの影響を与えています。よく彼らから「日本人の色の組み合わせはカッコいいよね。」って言われます。
私の感覚ですが イタリア男ははっきりした3色の色合わせは最高に上手
日本男はグラデーションに代表される微妙なバランスの組み合わせが上手だと思います。
この微妙なバランスのコーディネートにイタリア男は憧れてます。自分たちの出来ない無いものねだりみたいな感じす・・・・。
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今回のスーツを一言で言えば、「奇をてらわないオトナのスーツ」でしょう。
このお客様は人生経験をかなり積まれた方。
「本当に良いモノで、すっと着られる少しオシャレなスーツ」が御希望でした。
そこで出来たこのスーツのポイントを書きたいと思います。
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このベストですが一見普通に見えると思います・・・・しかし少し違うんです・・・
まず第一ボタンの位置を見てください。かなり高い位置で止めてるのがわかります。
この位置で止めるベストはバランスと形が難しのです。クラッシックな中に人と少し違うベスト・・・カッコいいです。
当然、フルオーダーのベストなので背中の尾錠は付けず、カットで背中に添った形にします。
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この時このボタン位置だと背中の添い方が難しいのです。仮縫いをしないとピッタリに出来ません。無理やり尾錠で背中を詰める方法だと簡単なのですが、尾錠で簡単に調整するベストをMICHELE&shinはプライドを持って作りません。
良いものでありながら、最新のカッコいいスーツじゃあないとイタリアでフルオーダーを作る意味が無いと思ってるからです。
ジャケットはシングル2つボタン
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ゴージ幅は8cm
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ゴージラインは少し高めの4cmでつくりました。
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非常にベーシックは直線のラインでラペルを作り、ただゴージライン自体は曲線で首まで上がるナポリスタイルです。
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肩付けは雨降り袖にはせず、丸く付けました。コレはこれで難しいです。
上衿から肩先に向かう立体的なラインは、イタリアのスーツが肩に吸い付くと言われるカットと職人の手仕事があって出来る賜物です。
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ボタンホールはこれがオススメです。
パンツはオトナの余裕を感じさせるサイズ感です。
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コレぐらいのサイズ感とデザインだと、人生の経験を積まれた方には安心感があります。
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今回は灰茶のフランネルで作ったスーツでした。