アウトパッチポケット×茶麻のスーツが完成。
夏に麻のスーツは間違いない選択です。
その中でもこんな深い茶にいくあたりは、かなりのお洒落上級者。どうしてもこれだけ濃い茶だと重たくなる印象ですが、そこをうまく中和させてるのが、アウトパッチポケットでデザインしているところ。
アウトパッチポケットでデザインすることで、一気にカジュアル感が足されて、こなれた印象が出ます。
デザインのポイントはポケットの形
アウトパッチポケットで最も大切なのが、ポケット自体の形です。このジャケットのポケットもちょっと違うのが分かるでしょう。
曲線を基調としたポケットデザインです。
この様な曲線のデザインを採用することでにスーツ自体を丸く、柔らかく、しなやかに見せます。このジャケットは胸ポケットもパッチポケットでデザインしています。これをスーツで着るのですから、カッコよさ全開です。
オーダーするならこのポケットデザインはオススメです。
今イタリアの夏はアウトパッチポケットが繁殖中
今イタリアではアウトパッチポケット紳士が急増中です。元々夏のスーツやジャケットをさらっと着てる様に見せる為にアウトパッチポケットは多かったのですが、ここにきて本当にパッチポケットが増えてます。
どの紳士もイケてます。夏に軽やかにが今のイタリアの基本です。
MICHELE&shinの麻はSPENCEBRYSONで決まり。
MICHELE&shinの麻はこのSPENCEBRYSONで決まりです。イギリスの名門でアイリッシュリネンと言えるのはここです。しっかりとした厚みとアイリッシュリネン独特なハリとコシはイタリア製フルオーダーとの相性抜群です。
SPENCEBRYSONの大きな特徴は発色です。麻ですが色の出方が良いのです。例えるとイタリアの古い建物の窓枠を、何度も塗り重ねた様な色と表現出来ます。表面の色が歴史を語るのです。この色は文章や写真ではなかなか説明するのが難しいです。気になる方はぜひ見に来てください。
さて今回お仕立てしたのスーツを紹介します。
SPENCEBRYSON linen100%のブラウンスーツです。
ラペル幅11㎝のワイドラペル、ラペルカットは直線で。
手縫いのダブルステッチがNAPOLIですね~
麻の美しい素材感が伝わってきます。
ミラネーゼスタイルの手縫いのフラワーホール。立体感があり、圧倒的な高級感があります。オーダーするならこのフラワーホールは必須ですね。
マニカマッピーナの肩付け。
パンツはアウト2タック ウエスマン4㎝
MICHELE&shinオリジナルの手編みのベルトループ。
ベルトレスのサイドアジャスター仕様です。
裾幅は4㎝のダブルで。
夏に最高の麻のスーツが完成です。