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なんだこの光沢と柔らかさは?ARISTONのコーデュロイに驚愕です。

2023年02月03日

イタリアナポリの名門マーチャント、ARISTON(アリストン)のコーデュロイで作ったスーツが完成しました。贅沢な光沢と柔らかさは、今まで触れた事のないコーデュロイです。さすがイタリアのナポリの名門マーチャントです。今回はそんなイタリアの名門マーチャントアリストンのコーデュロイスーツを紹介します。


本当はこれじゃなかった。

このスーツを作る時、実は他のコーデュロイで作成を打合せしてました。その布生地はMICHELE&shin clothのオリジナルコーデュロイで、恥ずかしい話ですが、作成に入る時にその布生地が在庫切れだった事が発覚したのです。

MICHELE&shinではイタリアで直接買い付けした布生地は、在庫を日本とイタリアで見える様にしています。基本、イタリア工房で使った分だけ在庫リストから減す事になっており、在庫表にはまだあるなずです。なのになぜか在庫がないと言うのです。あいつらやりやがったな・・・と思いながら、あるはずの在庫が無い事はイタリアではたまにあるので、怒りもあまり出ません。。。

ちなみにスーツを作る作る時にどれくらいにm数が必要かご存知でしょうか?普通の人なら3mから3.2mあればシングルブレストダブルブレスト両方ほぼ作成出来ます。しかし、たまに身体の大きな人の場合には3.5mとか必要な場合があります。更にジャケットがアウトパッチポケットで大柄なチャックだったりすると、柄合わせの為により多くの布生地っを使う事があります。なのでイタリアの職人も几帳面に何m使ったかは置いといて、だいたいこれぐらい使ったか、でパソコンに打ってきます。笑えます。まー仕方がないところもあります。

そんなこんなで、無い布はでは作れません。そこで他のメーカーのコーデュロイを選ぶ事になり、そこで今季からMICHELE&shinでも取り扱う事になったARISTON(アリストン)のコーデュロイを選ぶ事に。


さすがイタリアナポリの名門マーチャントです。光沢と柔らかさは一級品です。素敵なコーデュロイスーツが完成しました。


光沢と柔らかさはどこにも負けない。


この写真はアウトパッチポケットの写真ですが、写真で柔らかさが伝わると思います。本当にめちゃくちゃ柔らかいのです。更に光沢が良い。いやらしい光沢ではなく、本当に上品な光沢なのです。さすがイタリアです。どうしてもコーデユロイで作ると、野暮ったい印象が出そうですが、このARISTON(アリストン)のコーデユロイはチョット違います。野暮ったさゼロとはこんな布生地を言うのでしょう。素晴らしい布生地です。

さてここからは作品を写真で紹介します。


ARISTON(アリストン)のコーデユロイで作った茶のスーツです。

写真でも柔らかさが分かると思います。素晴らしい出来栄えです。

シングルブレスト3つボタン段返り。アウトパッチポケットのジャケットです。

ラペルカットはストレートラインで10cmのゴージ幅 5cmのハイゴージラインがナポリです。

ダブルアウトパッチポケットです。悪目出しせずのアピールに持って来いのデザインディテールです。

マニカマッピーナの肩付けです。手縫いのダブルステッチもMICHELE&shinの特徴です。

ミラネーゼスタイルの手縫いのフラワーホール。当然全てのボタンホールは手縫いです。

パンツはアウトインのボックスタックでウエスマンは3.5cm 

今回はARISTON(アリストン)の茶コーデユロイで作ったスーツの紹介でした。

素晴らしく柔らかいコーデユロイです。是非参考にして下さい。