これぞまさに最新のMICHELE&shinです。
カルロバルベラの茶、ダブルブレスト、下掛けの6ボタン、肩はダブルロープド、ダブルステッチ、アウトパッチポケット。ダブルステッチ、ダブルフラワーホール、そんなデザインで今回完成したスーツは、まさに最新のMICHELE&shinスタイル。アートと呼べる仕上がりです。そんな美しいダブルブレストスーツを今回は紹介します。
イタリアは茶のオンパレード。
前夏のPITTIUOMOで圧倒的に多かったのが茶スーツの紳士。これがカッコいいのなんのって。間違いなく茶のスーツが来るなっていう予感たっぷりの2022SSのPITTIUOMOでした。
どの紳士の茶もイケてます。このスナップはほんの一部です。前回のPITTIUOMOは茶系のスーツが爆発でした。
なかなか手を出しにくい茶、そこがいいところ
茶のスーツはちょっとハードルが高い色でしょう。ビジネスにはなかなか難しいし、色合わせも難しそう。何色のシャツやネクタイを合わせたら良いのか悩みます。そして、なかなか着て行く場所が浮かばない問題もあります。しかし、だからこそ茶を着てほしいのです。スナップの様にさらりと着ると、これ程カッコいい紳士が出来るスーツはないです。
スーツを楽しむなら茶で決まり。
スーツを楽しむなら、確実に茶のスーツでしょう。
ネイビースーツとブラックスーツ、そしてチャコールグレーのスーツは既にクローゼットにあります。チョット派手な、チェックやチョークストライプのスーツも楽しみました。そこで、次はこんな茶のスーツの登場です。
スーツを楽しむお洒落上級者なら、茶のスーツは外せないマストなアイテム。クローゼットに一着は欲しいスーツそれが茶スーツなのです。
ダブルの美しさ
ダブル、日本語にすると二つ、イタリアだとドゥエになります。MICHELE&shinのスーツスタイルの基本は、ダブル(ドゥエ)でデザインすること。こらはシングルブレストとかダブルブレストとかの意味ではなく、スーツ自体を左右対称にデザインするという概念です。じゃあなぜダブル(ドゥエ)なのか?その基本は芸術にあります。
人間が美しく感じるものに黄金比と左右対称があります。これは古来より人間が最も美しく感じる比率の事で、比率が1:1.6と5:5の事です。
1:1.6の黄金比は普遍的な美しさの基本で、5:5の左右対称は一般的に魅力的で美しと感じる基本です。左右対称は歴史的建築物などに多く、荘厳で、それぞれの要素が調和しバランスの取れたデザインとされています。
MICHELE&shinはこの左右対称と黄金比をを意識しながらデザインをします。その中で左右対称をダブル(ドゥエ)とし、ダブルブレストやダブルステッチ、ダブルのフラワーホールやダブルステッチなどで左右対称でスーツの美しさを追求しています。左右対称は美しいのです。そんなダブルの美しいスーツがこんなスーツです。
さてここからは作品を写真で紹介します。
カルロバルベラのダブルブレストのスーツです。まさにアートです。
ダブルロープドの肩付けです。ナポリらしいわざとギャザリングをしてるところがMICHELE&shinです。
ミラネーゼスタイルのフラワーホール。
アウトパッチポケットのデザインです。
手縫いのダブルステッチ。
カルロバルベラの茶です、裏地は濃紺でアクセントを。
パンツはベルトレスウエスマン4cm アウト2タックでデザインです。
茶のスーツ、僕もクローゼットに欲しくなりました。ぜひ参考にして下さい。