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このチェックはただ者ではありません、タリアデルフィノカシミアシルクの本物です。

2023年06月02日

このチェックはただ者ではありません。カシミア×シルクの最高の素材を使用したラグジュアリージャケットの最高峰です。カシミアにシルクですよ、カシミアにシルク。この肌さわりは一度触ると間違いなく癖になる危ない布生地です。着る側も癖になる触り心地ですが、本当は隣で腕を組む美しい女性に、声には出さないけど「なんて言う触り心地。ずっと触っていたいわ。」なんて心の声が聞こえてくる、依存度抜群の布生地です。チョットいやらしい、他の布生地では絶対に味わえないラグジュアリーな布生地です。今回はそんなカシミアシルクのジャケットを紹介します。


今後カシミアシルクなんて言う布生地は幻になる。

今、カシミアは勿論、シルクは高級な素材ですが、今後超高級な素材になることは間違いない事実です。

この記事を書いてるのが2023年5月ですが、24年のAWのカシミアはメーカーからの購入価格が去年の2倍近い金額になっています。この価格は日本の商社がイタリアの布生地メーカーから買う金額です。さらにイタリアで最高のカシミアメーカーなどは3倍近くの金額になっています。なので今、金額の上昇を極度に怖がる商社や問屋、はカシミアを購入を今年は見送ったとの話があるほどです。じゃあ今年のカシミアをどうするの?って聞いてみたところ、「去年の在庫で販売」との事。

商社の担当と話をすると、「来年からはカシミアは今までの様な金額にはならないと思います。かなり高級な布生地になり、一般的な高級な布生地から超高級な布生地になりますよ。」との事でした。この現象は他に布生地にも言えて、シルクも高級から超高級になりつつあります。そんな状況でのこの布生地です。今後こんなカシミアシルクは超高級な幻の布生地になりました。


シルクが入ると

シルクが入る事によって、この写真の様な光沢が出るのは想像出来た事でした。しかし高級な光沢はありがたい話ですが、「カシミアシルクって糸からして弱くないのかな?」の疑問が湧いてきます。そこで、こういう時は下手なネットの情報より、布生地メーカーのプロに聞くのが正解です。

そこで聞いてみたのですが、「カシミア等の柔らかい素材や高級な細いウールはシルクを入れる事によって、布生地に強度を出すことが出来るんですよ。」との事。えー!知らなかった。シルクが入ると強くなるなんて。そういえば手縫いの糸はシルク糸が最高の糸です。

シルクの新しい魅力を再発見した時でした。

さてここからは作品の紹介です。

タリアデルフィノのカシミアシルクで作ったジャケットです。美しい光沢と触り心地は違います。最高のラグジュアリージャケットとはまさにこれを言うのでしょう。

シングルブレスト、ピークドラペルのジャケットです ラペル幅は12cmゴージラインは6cm ストレートラインのラペルカットが全体の印象をシャープに見せています。


ナポリと言えば、このダブルステッチとミラネーゼスタイルのフラワーホールです。

しかし光沢が素晴らしい。

ボタンホールの当然手縫いです。

この上衿から肩先のラインがMICHELE&shinの特徴です。

マニカマッピーナの肩付けの写真です。

アウトパッチポケットのデザインです。最高峰の布生地にアウトパッチポケット、大人です。


今回はタリアデルフィノカシミアシルクのチェックジャケットの紹介でした。

ラグジュアリージャケットの最高峰です。ぜひ参考にして下さい。