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Pitti uomo day3 (1) 男は隙がないといけないのが分かった。

2022年10月02日

PITTI UOMも3日目、毎年の事ですが3日目にもなると、イタリア全土そして世界中から来てるお洒落紳士もチョットお疲れ様気味で、会場の雰囲気も1日目、2日目とはずいぶん変わります。1日目は気合い十分の戦闘態勢、2日目は少し慣れてきた感じ。3日目はチョット疲れてきて,本来の、普通のイタリア紳士のコーディネートが見えます。

今回はそんな3日目のPITTI UOMOを報告します。

間違いなくイタリア紳士がカッコよく見えるのは、ちょっと隙を作るからでした。

3日目は本当の意味でイタリア紳士のコーディネートが見えると書きましたが、それを感じさせるのは、普段イタリアにいて感じる,あの雰囲気があるからです、それは「決め過ぎないどこか隙がある着方」になるでしょう。不思議と完璧に決めると男は魅力がなくなります。イタリア男は少しの隙が男を魅力的に見せる事を知っています。そんな魅力的な隙を見せる紳士のコーディネートをここからスナップでどうぞ。


まずはいつものおやじです。彼は布生地の仕事をしている紳士で、会場ではよく話すのですが、名前が出てこない・・・ホワイトもみあげおやじで良いか?

気になるもみあげは置いといて、コーディネートを見て下さい。

しかし計算されつくされた隙の作り方です。このストライプのシャツをこう着たか・・・の脱帽の着方で、襟の開け方と襟の出し方、そして袖はわざとボタンを外してのこの隙の作り方は、本当に参考になります。

特に見てほしいのが最新のパンツデザインとサイズ感、そして最新のラグジュアリージャケットの丈感、パーフェクトです。



こちらの紳士はベージュに黒をあわせちまった感じです。今年は茶系ベージュのあたり年。会場中茶系ベージュのスーツだらけでしたが、大体は白のシャツを合わせます。そこを黒を合わせるあたり、一枚上手です。サイズ感も良い感じです。

ネイビーにアロハを合わせちまった紳士です。この合わせは難しい・・・。間違うと輩になりまねません。そこをブルー系で色を合わせてシックに見せてます。こんな隙の作り方もありかもです。


ネイビーのTシャツにブルーのスーツの紳士です。ネイビーにはこれぐらいのブルースーツじゃあないといけません。しかしこの紳士も携帯で何をはなしてるのか?本当に携帯がイタリア人は好きです。日本と違うのは、文章で打つんじゃあなく、通話で話します。ダイレクトにコミニケションを取る国民性の違いをいつも感じます。

最高のバランスです。パンツのデザインを見てください。ハイウェストのウエスト位置からの余裕のパンツラインが素晴らしいの一言です。ジャケットの丈感も参考にしてください。日本の人からすると少し長く感じるかもしれませんが、この丈感が間違いなく今からです。

どうですか?最高の隙を見せる紳士です。紺ポロシャツと紺(ブルー)のスリッポンを合わせてパンツにイン。上手いです。何でも話してしまいそうな匂いをさせるなら、こんな着方は効果絶妙です。パンツのサイズ感も参考に。


紺ジャケットの着方ならこのセンスを参考にです。スニーカーが良いです。イタリアはシャツインですよ。

アスーロ・エ・マローネの紳士です。ブルーのシャツをデニムシャツにすることで、カジュアル感を演出。上手いです。


ブルースーツはこんなリネンで決まりです。タイドアップしてもリネンならここまで大人の隙だ出来ます。カッコ良すぎます。茶バックでアスーロ・エ・マローネを。これは絶対参考にして下さい。

最後は彼。いつもの2人です。3年ぶりだったので「彼女も又、PITTIの為にカリフォルニアから来たの?」と聞くと、「ハハハ、最近結婚したんだよ。」と・・・。ビックリです。イタリアはじじいはやっぱりやります。幸せそうで良かったです。服はこんな感じ。それで良いでしょう。


今回はPITTI UOMOの3日目のブログでした。

男は少し隙を作って下さいね。間違いなくモテますよ。