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FOX brothersのCEOダグラスコルドー氏にお会いしてきました。

2018年10月10日


フォックスブラザーズをご存知でしょうか? スーツ好きな人ならイギリスのミルで最高のフランネルを作る会社と返事が帰ってくるでしょう。

つい先日10月3日になりますが、日本総代理店のMARUKISHIさんの招待でフォックスブラザーズのCEOダグラス・コルドー氏が来日され、東京のMARUKISHI本社でお会いする事が出来ました。

世界的に有名な布生地会社のCEO・・・私は初めてお会いするので少し緊張しましたが、思いのほかフランクな人でいろんな話が聞けました。・・・

お酒を飲みながらもあったのかな・・・・

直接お話をいろいろしましたが、話にも厚みがあって人間的にも魅力がある人でした。

ブリティッシュなダブルがめっちゃカッコいいです。

こんなオヤジになりたい・・・・・

さてここでCEOから聞いたフォックスブラザーズの簡単な紹介をしましょう。


フォックスブラザーズは1772年にイングランドの南西部サマセットでトーマス・フォックスにより創業。

当初はクエーカー教徒の家内制手工業として始り、その高いクオリティーと量産体制が確立されると堅牢なサージ地を王立陸軍に納入するまでになったそうです。


フォックスといえばフランネルですが、1950年頃までフォックスブラザーズの商標として保有していたそうです。

サヴィル・ロウを始め世界中の名門テーラーで現在に至るまで扱われてきたフランネル、ここで少し面白い話をお聞きしました。


サヴィル・ロウ にあるサヴィル・ロウ最古のテーラー、ヘンリー・プールにはヘンリープールだけにフォックスが卸しているチョークストライプのフランネルがあるとお聞きしました。

ヘンリー・プールだけに卸しているチョークストライプ。面白いですね。

今度ロンドンに行った時にはぜひ見に行ってきます。


コルドー氏の生い立ちやフォックスブラザーズを所有するまでの経緯などもいろいろお聞きしたのですが、ここで書くとかなり長くなるので今回は省略させて頂きます。THE RAKEさんの記事で面白いものがありましたので気になる方はこちらを見てみてください ↓

https://therakejapan.com/armoury/somerset/20160713/406/



今回いろんな話をする中、やはり気になったのがコルドー氏のオススメの生地。こんな機会は滅多にないと思ったのでコルドー氏 オススメの生地を聞いてみました。


まずSOMERSET JACKETINGよりジャケット生地から

茶ベージュ のガンクラブチェック

私は奥に見える緑の方が好みで「私はこちらの緑が好きです」と伝えると、「これもいいね!でもこっちのベージュの方がいいよ!!」と

「3つボタンの段返りなんか最高に良いよね~」とおっしゃってました。


次に同じくSOMERSET JACKETINGより

茶ベージュに緑のオーバー・チェック

コルドー氏ジャケットは茶・ベージュ系がオススメらしいです。


次にスーツ生地ならこれ!とHERITAGE FLANNELより

深い紺のフランネルにチョークストライプ。

コルドー氏いわく、この色味を出すのが本当に難しいらしいです。

そういった意味もあってこの生地には愛着があり、お気に入りらしいです。作成者ならではの視点ですね。


最後にCLASSIC FLANNELよりこちら

非常にベーシックなグレンチェック

コルドー氏いわく、この生地はぜひ3ピースでとのこと。

「あなたがこれを作る時は必ずスリーピースで仕立ててくれ! 」と笑顔で言われました。


コルドー氏はどの生地がオススメですか?と聞くと即座にコレですと答えてくれます。

商品とセンスに絶対の自信が有るのが伝わって来ます。これぐらいはっきりと言ってくれると気持ちがいいです。学ぶところが多かったです。

最後に今度サマセットに遊びに行ってもいい?と聞くとぜひ次はサマセットでお会いしましょうとの事・・・・

多分社交辞令で言ったのでしょうが、言った相手が悪かったですね☺・・・この機会にぜひ1度行ってきまーす。☺


MICHELE&shinではフォックスブラザーズの布生地を数多く取り揃えてます。東京もそろそろ冬支度が始まります。最高のフランネルで最高の手縫いのスーツを是非いかがでしょうか。



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