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Canonico 4PLYの逆アール3つボタン段返り

2020年07月28日

皆さんこんにちは!MICHELE&shinの松本です。

本日はカノニコ4PLYでお仕立てした逆アールのスーツのご紹介です。

今回オーダーをして頂いたお客様は、当店で何着も作って頂いている常連さん。今も3着ほど同時進行でお仕立てしている、大のbespoke好きのお客様です。最近はお気に入りのパターンもでき、お持ちの生地をご持参頂くことが多くなってますね^ ^

今回お仕立てした布生地は【vitale barberis canonico】の【4PLY】

【vitale barberis canonico】

Vitale Barberis Canonico(ヴィタルバルベリス カノニコ)は、イタリア北部ビエラ地方を本拠とする高級服地の織元メーカー(ミル)です。1936年創業、良質原毛からの紡績、機織、染色まで一貫して自社工場で行い、その輸出先は世界40カ国以上。当店でもMICHELE&shinオリジナルファブリック以外の布生地だと毎シーズン1番人気のメーカーさんです。

【4PLY】

そんなカノニコの春夏生地バンチの中でも絶大な人気を誇るのが4PLY。この生地の最大の特徴は、ハリとコシ。

"4PLY"の名前の通り、極細の原毛ではなく、あえて太い原毛を用いて双糸にし、双糸と双糸で撚って4PLYにした糸を、経糸、緯糸ともに用いて織り上げています。ふっくらとした生地感。MICHELE&shinのハンドメイドに相性の良い、いわゆる"仕立て映えする生地"なのです。


そんな"仕立て映えする生地"4PLYでお作りしたスーツはこちら。

ジャケットはシングル3つボタンの段返り。

どうですかこの仕立て映え!!

ラペルは9.5cm幅の逆アールのラペル

今回のポイントはなんといってもこの逆アールのラペルカットでしょう。

逆アールのラペルやっぱり綺麗ですよね。

ラペルの先端から緩くカットしてきて、フロントカットに繋がっていくこのラインは美しいの一言。

逆アールを綺麗に仕立てるにはゴージラインを4〜5cmの比較的ハイゴージで仕立てるのがポイントです。

フラワーホールはもちろん手縫いのミラネーゼ

胸ポケットは3.5cm幅のバルカポケット


肩は柔らかくマニカマッピーナでお仕立て。

腕元は本切羽重ね4つボタン

フラップは5cm


次はパンツです。パンツはインタックのベルトレスパンツ

持ち出しを長くしてMICHELE&shinオリジナルデザインの手縫いのベルトループを持ち出し用に付けました。

サイドのアジャスターはピストル型に

最近MICHELE&shinではこのピストル型のオーダーが人気ですね。

ダブル幅は4.5cmで仕立てました。


皆さんCanonico 4PLYでお作りした逆アールのスーツいかがでしたか?

ビジネススーツスタイルを精悍な顔立ちに見せる為にこのラペルデザインはもってこい。タイドアップはもちろん、夏は軽めのインナーを合わせてシャープないい男を演出します。

イタリア製のハンドメイドだから出来る絶妙なラインのスーツは、こだわり派のビジネスパーソンに是非着ていただきたい一着です。ビジネスの最前線で戦う為モチベーションアップで都会に映える逆アールのスーツを是非。

Canonico 4PLYでのお仕立てはMICHELE&shin FULL HAND LABEL :¥210,000-】【WHITE LABEL :¥128,000-】でお仕立てしています。是非ご検討ください。

それでは次回のブログをお楽しみに〜