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茶色が着たい。

2023年05月23日

夏こそ茶色が着たい。チョット人と違うのが着たいお洒落な紳士の新しいアイテムです。今回はそんな茶のジャケットを紹介します。


夏はブルー系、いやいや茶系でしょう。


暑い暑い日本の夏。そんな暑い夏のジャケットと言えば、どうしても寒色系の代表であるブルーに手が伸びるのは自然な流れです。寒色系のブルーを見ると間違いなく、周りの温度を2,3度下がげます。僕の様に暑苦しい見た目をしたオヤジでも、ブルー効果はてきめんで爽やかな竹内涼真になります。いや間違いました竹内力でした。そんな事はどうでもいいんです。

そんな暑い夏こそこんな茶色のジェケットがイタリアの新定番で去年から茶の紳士が急増中です。

茶色の種類こそ違いますが、どいつもこいつも良い感じです。

基本は茶×白か茶×ブルーです。中には茶×黒や柄物なんて強者もいますが、イタリアの基本は茶×ブルーの合わせです。イタリアでの色合わせで「アズーロ.ア,マローネ」と発音します。アズーロ(Azzurro)は直訳すると紺ではなく空色みたいな感じでマローネ(MARONE)は茶色です。イタリアの大地の茶と空の組み合わせと言えば良いでしょう。


自然の美しさが全く違うイタリア



皆さんが想像するイタリアは、こんな感じの歴史的な建物が建ち並ぶ、美しい街並みの国と思う人が多いはずです。しかし、実際にイタリアにいると、かなりの農業国であり圧倒的に自然が豊で美しい国です。日本の美しい自然とはまた違う美しさがあります。日本の自然の美しさは厳しい環境から見える一瞬の美しさで、イタリアの美しさはゆったりとした温かい自然が育んだ自然に見えます。厳しい環境から生まれた美しさと優しい環境から生まれた美しさは全然違います。そこが服にも現れるのでしょう。

日本人から見るとチョットいい加減に映るナポリ人の常識。でも仕方ないのです。優しい環境の自然で育まれた人生から生まれる服は、当然優しい美しい服になります。その代表がアズーロ,ア、マローネなのです。


さてここからは作品の紹介です。茶色のジャケット、最高の仕上がりです。


シングルブレスト、3つボタン段返りのジャケットです。アズーロ,エ,マローネが体現出来るの美しいジャケットです。

胸ポケットもアウトパッチポケットにデザインしました。カジュアル感の中に上品さを感じさせます。久しぶりの胸アウトパッチポケットのジャケットです。


ナポリのサルトリアはボタンホールフラワーホールは手縫いに拘ります。ワンランクアップの要素です。


ダブルステッチの色気を感じて下さい。

マニカの肩付けです。MICHELE&shin職人の魂がここにあります。

さて今回は茶色のジェケットの紹介でした。夏に茶色のジェケットは間違いなく、オススメです。ぜひ参考にして下さい。