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今選ぶのはこんなAZZURRO(アズーロ)ジャケット

2022年03月12日

AZZURRO(アズーロ)の青とは、まさにこんな青。鮮やかな明るい青が目を釘付けにします。イタリアを代表する色で、国際試合のスポーツ選手のユニフォームはほとんど、こんなAZZURO(アズーロ)の青になってます。

こんなイタリア選手のユニフォームの青を正確にはGLI AZZURRI(ジ、アズーリ)と言います。

イタリアの青へのこだわりはかなりのものです。

ちなみにイタリア語でBLU(ブル)は紺に近い青で、ネイビーブルーはBLUNAVY、鮮やかなトーンの青をAZZURRO(アズーロ)と呼びます。

いつからかイタリア紳士は鮮やかな青のAZZURRO(アズーロ)のスーツを好むなんて言う記事や話が出回っているいますが、実はイタリア紳士は、かなり暗いブルーを好んで着ます。日本語だとミッドナイトブルーみたいな表現になるのかな?イタリアではBLU NEROで、僕には日本人でも分かりやすい様にBLU black(ブルーブラック)なんて言ってくれます。このBLUNEROは紺でもかなり暗い紺で、昼間、ナポリの燦々と降り注ぐ太陽の光で見るとネイビーに見え、夜、見るとほぼ黒に見える様な色の事を言います。

ジャケットはAZZURRO(アズーロ)でスーツはBLUBLACK(ブルブラック)がイタリアです。


そんな青のこだわりが強いイタリアで完成した今回のジャケットは、完全大人のジャケットです。

このジャケットの大きな特徴として、今季、MICHELE&shinがコレクションとして出してるダブルロープド肩でデザインしたと言う事です。この肩を見るとブリティッシュな印象を受ける方もいると思いますが、ブリティッシュなただのロープドショルダーではありません。肩パットは入れず肩の先端にだけ、ダブルで綿(ワタ)をいれ、わざといせ込みでシワ感を出して付けています。

実はこのダブルロープドショルダーをイタリア職人、特にナポリ人はあまり好きではないみたいで、はじめは「こんな肩付けだったら、フランスで作れよー。」「こんなフレンチ肩はパット入れて作れよ~・・・・カッコ悪~」なんて悪口のオンパレードでした。しかし試行錯誤を重ね、このダブルロープド肩が完成すると、「きちっと柔らかく、マニカマッピーナの新しく肩だねぇ~・・・いいね~」と180度態度が変わったのを覚えています。それほどこの肩付けはお洒落でカッコいいのです。

AZZURRO(アズーロ)のダブルロープドショルダージャケット、大人のジャケットです。


今回はAZZURRO(アズーロ)のダブルロープドショルダージャケットの紹介でした、今作るならこんなAZZURROのジャケットです。是非参考に。