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ルイジ ダルクオーレさんに会いに行ってきました。後編

2020年02月12日

この日は他のお客さまも来店されてました。

彼らはフィリピンのマニラから来店してて、マニラ現地ではかなり有名なSIGNETというお店をやってるとの事でした。

僕が履いていたリゾルトのデニムを知っていたそうで話しかけてくれました。

この日は完成の受け渡しだったそうですが、わざわざマニラからここまで・・・・すごい・・・

今、東南アジアは想像以上にお金持ちになってる印象です。


ここでビックリしたことが・・・

お客さんが少し直してほしい箇所があったみたいで、娘さんが隣の部屋で仕事してるダルクオーレさんを椅子から一歩も動かず「パパーパパー」と連呼します。ダルクオーレさんも隣の部屋なのでよく聞こえないみたいで、更に大きな声で「パパー、パパー 早く来てよ!!」と

やっと聞こえたみたいでダルクオーレさんがゆっくり現れると「パパ、遅い!!」と怒られてます。ナポリサルトリアの巨匠ダルクオーレさんも娘さんには弱い弱い・・・・

ダルクオーレさんが客さんに説明してる間にも彼女は椅子から一歩も離れず・・・・。笑い

ダルクオーレさん一つ一つ真摯にお客さんに説明してました。


お客さんは「着心地が今までのジャケットより少し窮屈なのとジャケットのシワが気になる」と話してます。

僕が見ると「ベストサイズジングで布生地本来のドレープ感なのにな」ってみえます・・・・。

ダルクオーレさんが丁寧にハンドメイドのジャケットを説明します。まだまだマニラだと本当の手縫いのスーツは少ないのでしょう?ナポリジャケット独特な布生地の風合いを最高に生かした、最良のサイズ感のジャケットをダルクオーレさんの丁寧な説明を受けて納得した様子でした。

スーツケースからスーツや布生地サンプルを取り出してるのが見えたので聞いてみると

「トランクショーから帰って来てたんだよ。」と・・・ダルクオーレも本当にスーツケースでトランクショーするんだと少しビックリ。


このジャケットはロシアからのオーダーです。さすがロシア人サイズが大きい大きい。

「これなんか裏生地が良いでしょう 」とノリノリで写真撮って撮ってでパシャリ。

今世界中にイタリアのサルトリアの情報がSNSを含めインタネットで流れ、、世界中の富裕層の洋服好きから多くにオーダーをいただく様になってるとの事でした。

ヨーロッパ全土はもとより アメリカ ロシア 中国 韓国 日本、今後は東南アジアからのお客様が増えるのではと話してました。


今ダルクオーレさんは世界に有名なサルトリア。当然ここの工房で全ての商品を作れるわけは無く、もう1つ近くに工房があるんだよ話してくれました。今度はそっちの工房を見てみたい気がしますが。

ダルクオーレさんと握手の写真

最後に握手してお別れしました。

ダルクオーレさん忙しい中時間を取って頂きありがとうございました。